1. ネットワークエンジニアがフリーランスとして注目される理由
近年、ITインフラの重要性が増し、ネットワークエンジニアの需要は高まり続けています。特にフリーランスという働き方は、その柔軟性から多くのエンジニアに注目されています。ここでは、なぜ今、ネットワークエンジニアがフリーランスとして活躍する機会が増えているのかを解説します。
ITインフラ需要の拡大
ネットワークは「あると便利」ではなく、今は止まると事業が止まる経営インフラです。需要が増える理由は、ざっくり言うと次の3つです。
- クラウド利用が前提になり、ネットワークが複雑化している
企業のクラウド利用は年々広がっており、オンプレだけで完結する会社は減っています。結果として、拠点・クラウド・SaaSをまたぐ設計(ハイブリッド/マルチクラウド)や、通信制御の最適化が必須になりました。
参考:総務省「令和5年通信利用動向調査(企業編)」のクラウド関連統計(e-Stat) - DXが進み、インフラ刷新・統合プロジェクトが増える
「DXをやる」=新規開発だけではなく、既存システムの移行・統合・再設計がセットで発生します。ネットワークはこの“移行コスト”が最も出やすい領域のひとつです。
参考:IPA「DX動向2025」 - セキュリティ脅威が増え、境界型→ゼロトラストへ設計思想が変わった
ランサムウェアやサプライチェーン由来の事故が継続して観測され、ネットワークは「つなぐ」だけでなく**“侵入を前提に被害を最小化する設計”**が求められます。政府もゼロトラストの考え方を前提にした資料を整備しています。
この3つが同時に走っているため、ネットワークは「運用を回す人」だけでは足りず、設計・移行・統制(セキュリティ)をやれる人が不足します。ここにフリーランス需要が乗ります。
ネットワークエンジニアがフリーランスを選ぶ理由
フリーランスとして働くことで、ご自身のライフスタイルに合わせた働き方を選べるようになります。例えば、働く時間や場所を自由に決められるため、ワークライフバランスを重視したい方には魅力的な選択肢です。また、複数の案件を掛け持ちすることで、収入の柱を増やすことも可能です。
フリーランスという働き方全体のメリット・デメリットや始め方の流れは、 フリーランスエンジニア独立ガイド|始め方・稼ぎ方・案件獲得の全知識 も合わせてチェックしておくとイメージしやすくなります。
企業がフリーランスのネットワークエンジニアを求める背景
フリーランスを選ぶ動機は「自由」だけだと危険です。現実は、裁量と引き換えに責任を引き受ける働き方です。ネットワーク領域で特に相性が良い理由は次の通りです。
- 専門性が単価に直結しやすい(成果が見えやすい)
例:遅延・障害の改善、冗長化、監視設計、ゼロトラスト移行、クラウドNW最適化などは、成果が「数値」「手順」「設計書」で残るため、評価されやすい。 - プロジェクト型の仕事が多く、会社員よりも“成長の密度”を上げやすい
会社員だと「運用固定」「異動待ち」になりがちですが、フリーランスは案件選定でスキルの伸ばし方を設計できます。 - キャリアの主導権を取り戻せる
ネットワークは“横断領域”なので、クラウド/セキュリティ/SRE寄りへ伸ばすのか、設計・アーキテクトへ伸ばすのかで市場価値が変わります。フリーランスはその方向転換がしやすい。
ただし、甘い見通しは捨ててください。フリーランスで詰む典型はこの3つです。
- 「技術だけやればいい」と思い、説明・合意形成・ドキュメントを軽視する
- 障害対応や変更管理で、再現手順/ログ/影響範囲を言語化できない
- 稼働・単価だけ見て、**契約と責任範囲(保守・夜間・緊急対応)**を曖昧にする
フリーランスという働き方全体の流れ(独立準備〜案件獲得)は、先にここで全体像を掴んでから本記事を読むと迷いが減ります。
企業がフリーランスのネットワークエンジニアを求める背景
企業がフリーランスを使うのは「コスト削減」より、実際はスピードと専門性の問題です。ネットワークは、特に“繁忙の波”が激しい。
- 一時的に負荷が跳ねるプロジェクトが多い
例:拠点追加・統廃合、回線更改、クラウド移行、ゼロトラスト導入、VPN刷新、監視/運用再設計、障害多発の立て直し - 正社員採用だと間に合わない/スキルがピンポイントすぎる
たとえば、BGP設計、SASE、SD-WAN、IaC(Terraform等)でネットワークをコード管理、クラウドNWのベストプラクティス…などは“できる人”が限られます。 - 「設計→構築→移行→引き継ぎ」まで責任を持てる即戦力が必要
企業が期待するのは、作業者ではなくプロジェクトを前に進める人です。具体的には、次を出せる人が強いです。- 要件の抜け漏れを潰した構成案(比較表つき)
- 手順書・ロールバック・検証観点
- 運用設計(監視、権限、変更管理)と引き継ぎ資料
ネットワーク領域は、クラウド化・DX・セキュリティ変化で「作って終わり」から「変え続ける前提」に移りました。だからこそ、ネットワークエンジニア フリーランスは、プロジェクト単位で不足分を埋める存在として、企業から求められやすくなっています。
2. ネットワークエンジニアのフリーランス案件|主な仕事内容
フリーランスのネットワークエンジニアは、単に機器設定ができるだけでは価値になりません。案件で評価されるのは、だいたい次の3点です。
- 成果物が出せる(設計書・構成図・手順書・検証結果・運用引き継ぎ)
- 事故を防げる(影響範囲の見立て、切り戻し、変更管理、コミュニケーション)
- 継続運用まで落とせる(監視・ログ・権限・運用フローの設計)
以下では、案件タイプごとに「やること」と「出すもの」を具体化します。
ネットワーク設計・構築
ネットワーク設計・構築は、“手を動かす作業”よりも 「要件を確定し、壊さずに切り替える」 のが本質です。フリーランス案件では特に、変更の責任(影響範囲、移行計画、失敗時の切り戻し)を背負えるかが見られます。
よくある案件例
- 拠点追加・統廃合に伴うWAN/LAN再設計
- 回線更改(帯域増強、冗長化、ISP変更)
- クラウド移行に伴うネットワーク再設計(VPC/VNet、接続、名前解決、ルーティング)
- SD-WAN導入、拠点間VPN再構成
- データセンター移転、L2延伸 or L3移行
主な業務(流れで)
- 要件定義:必要な通信、制約(コスト/期限/既存機器)、可用性、セキュリティ、運用体制を確定
- 設計:L2/L3、IP設計、ルーティング、冗長化、FW/ACL方針、名前解決、監視設計
- 構築:機器設定、IaC(Terraform/Ansible等)での構成反映、テンプレ化
- 検証:テスト観点作成→疎通/性能/フェイルオーバー検証→証跡化
- 移行(切替):切替手順、関係者連携、切り戻し、周知、当日判断
- 引き継ぎ:運用手順、監視設定、障害時の一次切り分け手順、構成管理
納品・成果物(これが出せると強い)
- 現状/新構成の構成図(論理・物理)、NW構成表、IPアドレス設計
- 設計書(ルーティング、冗長化、セキュリティ方針、命名規則)
- 検証計画・検証結果(スクショやログ含む)
- 切替計画(当日タイムライン、判断基準、切り戻し手順)
- 運用引き継ぎ資料(監視、障害時の手順、連絡フロー)
ここを曖昧にすると炎上しやすい
- 「どこまでが自分の責任か」(設計だけ?構築も?当日対応は?)
- 「夜間・休日対応の扱い」(追加費用、待機の有無、SLA相当)
- 「切替失敗時の切り戻し判断者」(誰がGO/NOGOを出すか)
運用・保守・トラブルシューティング
運用案件は「監視して終わり」ではありません。フリーランスで価値が出るのは、障害を“再発させない形”に落とすところです。
障害対応は、技術力だけでなく 説明・整理・証跡 ができないと評価が落ちます。
よくある案件例
- 監視・運用(アラート対応、定期点検、構成管理、バックアップ)
- 障害多発環境の立て直し(原因分析、運用改善、変更管理整備)
- ネットワーク更改後の安定化(チューニング、監視設計の追加)
- パフォーマンス問題の調査(遅延、パケットロス、輻輳)
主な業務
- 監視(SNMP/ログ/フロー)とアラート設計(閾値・抑制・エスカレーション)
- 構成管理(Configバックアップ、差分管理、変更履歴、命名規則)
- 障害対応(一次切り分け→暫定対応→恒久対応→再発防止)
- 定期作業(パッチ、証明書更新、ルール棚卸し、脆弱性対応の調整)
トラブルシューティングで最低限そろえるべき“型”
- 事象:いつから/何が/どこで/どれくらい
- 影響:影響範囲(ユーザー/拠点/システム)と優先度
- 切り分け:レイヤ(L1〜L7)、再現性、ログ・キャプチャ、比較(正常系との差分)
- 暫定→恒久:今止める/あとで直すを分ける
- 再発防止:監視追加、手順改善、変更管理、設計の見直し
納品・成果物
- 障害報告(タイムライン、原因、影響、対応、再発防止)
- 運用手順書(Runbook)・監視設計書・アラート一覧
- 構成差分の管理方法(Git運用/IaC運用のルール含む)
セキュリティ関連業務
セキュリティ案件は「FW入れます」「VPN張ります」では弱い。求められるのは “守り方の設計” と “運用に落とす力” です。ネットワークエンジニア フリーランスが高単価になりやすいのは、ここで責任範囲が重くなるからです。
よくある案件例
- FWポリシー設計・ルール棚卸し(不要許可の削減、最小権限化)
- VPN更改(拠点間/リモートアクセス、MFA、証明書運用)
- ゼロトラスト移行支援(セグメンテーション、アクセス制御の再設計)
- ログ設計(Syslog/クラウドログ)とSIEM連携、検知ルール整備
- セキュリティ監査対応の技術整理(構成、ルール、証跡提出)
主な業務
- セグメント設計、通信要件の棚卸し(誰が何にアクセスするかを表にする)
- FW/ACL/SG等の設計・実装・レビュー(変更の影響範囲を説明できることが重要)
- 認証・認可(MFA、条件付きアクセス、ID連携)とネットワーク側の整合
- ログ・監視(検知→一次対応→エスカレーション)の運用フロー化
納品・成果物
- セキュリティ設計書(ゾーン設計、通信要件表、制御方針)
- ルールレビュー結果(危険/不要/重複、改善案、影響)
- 変更手順・切り戻し・検証結果
- 運用フロー(申請、承認、変更、監査ログ、インシデント対応)
最初に契約で切っておくべき地雷
- 「24/365の監視・緊急対応が含まれるか」(含まれるなら待機費用が必要)
- 「事故時の責任分界」(運用の範囲か、設計の瑕疵か、判断者は誰か)
- 「権限範囲」(本番機器の変更権限、申請フロー、監査ログ)
このセクションの結論
フリーランスのネットワークエンジニアが携わる仕事は3分類できますが、差が出るのは「何をやったか」ではなく 何を残したか(成果物)と、事故を防ぐ設計・運用までできるか です。
次のセクション(必要スキル)では、この仕事内容から逆算して「何を身につけるべきか」を落とし込みます。
3. ネットワークエンジニアがフリーランスで活躍するために必要なスキルと資格
ネットワークエンジニア フリーランスの市場で評価されるのは、知識量ではなく 「成果物」「事故を防ぐ設計」「運用に落とす力」 です。
ここではスキルを3段階に分けます。
- 最低限(案件の土俵):現場で破綻しない基礎・切り分け
- 武器(選ばれる理由):設計・クラウド・セキュリティを“説明できる”
- 高単価(任せられる領域):移行設計、IaC、ゼロトラスト、運用設計まで背負える
ネットワーク基礎スキル(TCP/IP、ルーティングなど)
フリーランスで最初に詰むのは「設定ができない」ではなく、障害時に“切り分けの筋道”を説明できないことです。
基礎は暗記ではなく、次の質問に答えられる状態がゴールです。
最低限(これができないと案件で信用が崩れる)
- TCP/IPの挙動を説明できる:ARP / DNS / DHCP / NAT の流れ、MTU・フラグメント、3-way handshake
- L2/L3の境界が分かる:VLAN、STP、LACP、ループとブロードキャスト影響
- ルーティングの基本が分かる:静的/動的、経路選択、冗長化(HSRP/VRRP等の概念)
- 疎通確認の“型”がある:
pingだけで終わらず、どのレイヤで詰まっているかを言語化できる
武器(フリーランスとして“強い”基礎)
- 設計として語れる:冗長化(単一障害点の排除)、可用性の考え方、QoSの要否判断
- 変更の怖さを理解している:影響範囲、メンテ時間、切り戻し、関係者連携
- ドキュメント化できる:構成図(論理/物理)、IP設計表、通信要件表、変更手順書
セルフチェック(Yesなら基礎は実務レベル)
- 「遅い」「切れる」と言われたとき、再現条件→影響範囲→切り分け手順を5分で書ける
- 障害対応で、暫定対応と恒久対応を分けて説明できる
- “設定”ではなく、**設計意図(なぜこの構成か)**を説明できる
クラウド関連スキル(AWS、Azure)
クラウドは「新しいネットワーク機器」ではありません。
ネットワークエンジニア フリーランスがクラウドで評価されるのは、オンプレの常識をそのまま持ち込まず、クラウドの制約と設計思想で最適化できるからです。
最低限(クラウド案件の入口)
- AWSならVPC、AzureならVNetの基本構成(サブネット、ルート、IGW/NAT、セキュリティ制御)を説明できる
- ハイブリッド接続の選択肢を比較できる(VPN / 専用線相当、冗長化、ルーティング方式)
- プライベート接続の考え方を理解している(“インターネットを通さない”をどう担保するか)
武器(案件で“設計を任せられる”)
- 要件から逆算して設計できる:帯域・遅延・可用性・コストのトレードオフを説明できる
- 監視・ログ設計まで落とせる:疎通/遅延/エラー率の見方、アラート設計、運用引き継ぎ
- アプリ側と会話できる:L7ロードバランシング、TLS、名前解決、CDNなどの基本
クラウド設計の「考え方」を固める一次情報として、AWSのWell-Architected(ネットワークの観点)を一度は読んだ方が早いです。
Azure側は、ネットワーク領域が資格カリキュラムとして整理されていて、学習ルートの指針になります。
- Microsoft Certified: Azure Network Engineer Associate(概要)
- AZ-700 学習パス(Design and implement Microsoft Azure networking solutions)
ネットワークエンジニアとしてフリーランス案件獲得に有利な資格(CCNA、CCNP、AWS認定など)
先に釘を刺します。資格だけで案件は取れません。
ただし、フリーランス市場では資格が「足切りフィルター」として使われる場面があるので、戦略的に取る価値はあります。(特に初期)
1) ネットワーク基礎の証明:CCNA / Network+
- CCNAはネットワーク基礎に加えて、セキュリティ基礎や自動化の要素まで範囲に入っています(=今の現場が求める“最低限”に寄っている)。
- ベンダーニュートラルで基礎を固めたいなら**CompTIA Network+**も選択肢。
2) “設計・運用を任せられる”証明:CCNP / ネットワークスペシャリスト
- CCNP Enterpriseは「運用しながらスケールさせる」「自動化・保証(assurance)も含む」方向で、フリーランスの中級〜上級の名刺になりやすい。
- 国内文脈で“読解・設計力”の証明になるのがIPA ネットワークスペシャリスト試験。記述があるので、設計と説明の訓練になります。
3) クラウドネットワークで差をつける:AZ-700 / AWS Advanced Networking
- Azure案件に寄せるならAZ-700は分かりやすい指標。
- AWSでネットワークを武器にするなら Advanced Networking - Specialtyは上位帯の認定。ハイブリッドや大規模設計が主戦場の人向け。
4) セキュリティを“最低限”から“武器”へ:Security+
ネットワークはセキュリティと不可分です。ゼロトラストや運用設計に触れるなら、基礎の共通言語としてSecurity+は悪くない。
おすすめの取り方(迷う人向けの現実ルート)
- 未経験〜経験浅め → 案件獲得の入口
CCNA or Network+→ (クラウドに寄せるなら)AZ-700 or AWS Associate
※ただし、資格と並行して「構成図・手順書・障害報告」の型を作らないと、現場で落ちます。 - 運用〜構築経験あり → 単価を上げる
CCNP(コア+得意領域)orIPA NW→AZ-700 / AWS Advanced Networking(方向性で選ぶ) - 高単価帯(設計・移行・運用設計)
“資格”より、移行計画・切り戻し・運用引き継ぎを成果物として出せることが決定打になります。
このセクションの結論:
ネットワークエンジニア フリーランスで安定するのは、知識がある人ではなく、「設計できる/説明できる/運用に落とせる」人です。資格はその補助輪として、狙いを決めて使ってください。
4. ネットワークエンジニアのフリーランス案件の探し方と獲得方法
「案件の探し方」は手段の話に見えて、実際は “自分をどう売るか(提供価値の言語化)” の話です。
ネットワークエンジニア フリーランスが案件を安定して取るには、次の順番を間違えないでください。
- 狙う案件タイプを決める(例:クラウドNW/ゼロトラスト/拠点WAN更改/運用改善)
- 成果物で語れる状態にする(構成図・手順書・検証結果・運用引き継ぎ)
- 売り先を複線化する(エージェント+紹介+小規模案件で実績)
登録先を増やすだけで案件が増える、は幻想です。準備不足のまま動くと、低単価・責任不明・炎上案件に吸い寄せられます。
フリーランスエージェントの活用
ネットワークエンジニア フリーランスが最短で“それなりの単価”に乗せたいなら、まずエージェントが現実的です。理由はシンプルで、営業・単価交渉・契約の摩擦を減らして、稼働に集中できるからです。
エージェントを使うべき人(向いている条件)
- 初めて独立する/営業が苦手
- 月単価で安定稼働したい(週4〜5など)
- 契約・支払い・条件交渉を丸投げしたい(ただし責任は消えない)
エージェント選びの比較軸(ここを見ないと失敗する)
- 取り扱い案件の領域:オンプレ中心/クラウド中心/セキュリティ寄り
- 商流:直請け多めか(単価が出やすい)/二次三次が多いか(調整が増える)
- サポート範囲:契約交渉、参画後フォロー、福利厚生(ある場合)
- 面談の質:要件理解と案件提案が具体的か(“とりあえず応募”が多いなら弱い)
登録前に用意すべき3点(これがないと紹介されにくい)
- スキルシートの「案件単位」記述
例)「Cisco経験あり」ではなく
「拠点追加に伴うL3設計(OSPF)、冗長化(VRRP)、切替計画・切り戻し、検証、引き継ぎ」まで書く - “できること”を成果物で説明できる一行
例)「通信要件表→ルール設計→検証→運用引き継ぎまで一貫して対応可能」 - 希望条件の優先順位(単価/リモート/稼働日数/領域/夜間対応の可否) ※「全部ほしい」は何も伝えていないのと同じ
初回面談で刺さる話し方(型)
- 過去案件を「課題→判断→設計意図→成果物→結果」で語る
- 障害対応は「切り分け手順」「暫定/恒久」「再発防止」まで言う
- 変更作業は「影響範囲」「切り戻し」「当日判断の基準」を言う
フリーランスエージェントは、スキルや希望条件に合う案件紹介に加えて、契約条件の調整や参画後フォローまで含めて支援してくれるケースが多く、初めて独立するネットワークエンジニアにとって現実的な選択肢です。
例えば、ギブリーの Track Works は、AI・先端技術領域を中心に、高単価案件や実践的なプロジェクト機会の紹介を掲げる案件マッチングサービスです。スキルテスト等でスキル可視化を行い、面談を通じて適した案件提案につなげる設計になっています。
Track Worksを使うときの押さえどころ
- 案件選びの軸を先に決める:ネットワーク設計・構築/クラウドNW/セキュリティ(ゼロトラスト等)/運用改善のどれを主戦場にするか
- 成果物で語る:構成図、手順書、検証結果、切り戻し、運用引き継ぎ(ここが薄いと紹介が進みにくい)
- 比較検討は前提:読者には「複数サービス比較」を推奨しつつ、記事内での固有名詞はTrack Worksに絞る(=広告臭を出しすぎない)
代表的なサービス例(公式)
クラウドソーシングの活用
クラウドソーシングは「案件を取る場」というより、ネットワークエンジニア フリーランスにとっては “実績と型を作る場” と割り切った方が勝てます。
単価は伸びづらい一方で、納品・コミュニケーション・要件整理の訓練にはなるからです。
向いている使い方(正しい期待値)
- 0→1の実績づくり(小さく納品して評価を取る)
- スキルシートに書ける成果物を作る(手順書・構成図・改善提案)
- 既存の知識で短時間に終わる単発案件だけ狙う
やってはいけない使い方(時間の浪費)
- 相場を無視した低単価に張り付く(“慣れたら上がる”はほぼ上がらない)
- 緊急対応・常時待機・責任分界が曖昧な案件を受ける
- セキュリティ的に危ない依頼(認証情報の受け渡しが雑、私物PCで本番触れ等)
クラウドソーシングでよくある案件例(小さく勝つ)
- VPN設定サポート(スポット)
- 報酬目安:5,000〜15,000円
- 目的:リモート接続の要件整理→設定→接続確認→手順書化
- 小規模オフィスのネットワーク設計アドバイス
- 報酬目安:20,000〜50,000円
- 目的:現状ヒアリング→構成案比較→機器/回線の提案→構成図作成
- 社内LANのトラブルシューティング
- 報酬目安:10,000〜30,000円
- 目的:現象整理→切り分け→暫定対応→再発防止(監視/設定見直し)
最低限の防衛線(ここを守れ)
- 権限・認証情報の扱いを明文化(共有方法、期限、ログ、作業後の変更)
- 作業範囲を区切る(“ここまでやったら追加費用”を先に合意)
- 納品物を必ず残す(手順書・構成図・検証結果があなたの資産)
代表的なサービス例(公式)
このセクションの結論:
ネットワークエンジニア フリーランスの案件獲得は「どこで探すか」より、何を提供できるか(成果物+事故を防ぐ設計/運用)を言語化できるかで決まります。
エージェントで単価と安定を取りつつ、クラウドソーシングは“実績の型作り”に限定して使うのが合理的です。
5. ネットワークエンジニアのフリーランス単価相場と収入の目安
この章でやりがちな失敗は、平均月単価=自分の単価だと勘違いすることです。
相場はあくまで参考で、実務では “責任範囲(何を背負うか)” と “成果物(何を残すか)” で単価が決まります。
フリーランス案件単価の一般的なレンジ
公開データの一例として、フリーランススタートの「ネットワークエンジニア案件」では 平均単価 65.5万円/最高単価 240万円 が掲載されています。
また同サイトでは、「週5(目安:月140〜180時間)」を前提にした月額相場を 60〜80万円程度 と案内しています。
さらに補助線として、フリーランス全体の定点調査では 2025年11月の月額平均単価 78.9万円 といった集計も公開されています(※職種限定ではなく全体平均)。
レンジ感の整理(目安)
- 55〜70万円:運用・保守中心/手順に沿った構築が主
- 70〜90万円:設計・構築+移行+検証+引き継ぎまで一気通貫
- 90万円〜:クラウドNW・ゼロトラスト・大規模更改・上流(要件定義/設計レビュー)を背負う
※ここは「年数」より 役割と責任 で分かれます。
年収換算をするときは「月単価×12」で終わらせないこと。
稼働の空白、税・保険、経費(機材・通信・学習)で手取りは変わります。
経験年数・スキルによる単価の違い
単価を分けるのは「経験年数」より、だいたい次の3点です。
- 上流をやれるか(要件を確定できるか)
- 通信要件表を作る/例外を潰す/非機能(可用性・性能・運用)を決める
- ここができると単価は上がりやすい(誰もやりたがらないから)
- 移行・切替の責任を持てるか(失敗を防げるか)
- 切替計画、切り戻し、当日の判断基準、関係者調整
- “障害を起こさない力” が評価される領域
- クラウド×セキュリティ×自動化を横断できるか
- VPC/VNet設計、ハイブリッド接続、ゼロトラスト、IaC(Terraform等)
- ここを持つと「ネットワーク屋」から「インフラ設計者」に格上げされます
高単価案件を狙うポイント
高単価を狙うなら、「新しい技術を勉強する」より先に “売り方(提案の型)” を作ってください。
1) 単価が上がる“案件タイプ”に寄せる
- クラウドNW:VPC/VNet、ルーティング、接続、名前解決、監視まで
- セキュリティ:FWルール棚卸し、ゼロトラスト移行、ログ設計
- 更改・移行:回線更改、拠点統廃合、DC移転、SD-WAN導入
- 運用改善:監視設計、Runbook整備、変更管理の仕組み化(事故を減らす)
2) 「できます」ではなく「これを納品します」で語る
面談・提案で刺さるのはこのセットです。
- 構成図(論理/物理)
- 通信要件表
- 検証計画・検証結果
- 切替計画(切り戻し含む)
- 運用引き継ぎ(監視・障害時手順)
3) 交渉は“単価”ではなく“責任範囲”から入る
単価交渉が弱い人は、単価だけを上げようとして失敗します。
先にこれを確定させてください。
- 夜間・休日対応の有無(待機費用は別)
- 緊急対応の期待値(SLA的に何分で反応?)
- 変更権限と承認フロー(監査ログ含む)
- 成果物の範囲(設計だけか、移行・運用までか)
4) “収入を上げる”なら稼働設計も詰める
- 週3で月60万 と 週5で月80万 は、単価だけ見れば後者が良く見える
- ただし余力が消えると「次の武器(クラウド/セキュリティ/IaC)」への投資が止まり、伸びが鈍ります
- 伸びる人は、あえて余力を作って“次の単価帯”へ移動します
職種全体の年収比較は、こちらも参考になります。
単価アップの交渉・ロードマップは、こちらで詳しく解説しています。
6. ネットワークエンジニアがフリーランスとして働くメリット・デメリット
ネットワークエンジニア フリーランスの場合、メリット・デメリットは “ネットワーク特有の責任(止まると被害が大きい)” と “働き方(常駐/夜間/緊急対応)” が絡みます。ここを具体化します。
メリット(自由度・収入アップ)
1) 仕事の選択権が増える(=市場価値を自分で設計できる)
会社員だと配属や担当範囲が固定されやすい一方、フリーランスは案件選定でキャリアの伸び方を変えられます。
- クラウドNWへ寄せる(VPC/VNet、接続設計、運用まで)
- セキュリティへ寄せる(FW設計、ゼロトラスト、ログ設計)
- 更改・移行へ寄せる(回線更改、拠点統廃合、切替設計)
- 運用改善へ寄せる(監視設計、Runbook、変更管理)
「何でもやります」より、「この領域で成果物まで出します」の方が、結果的に単価も継続も取りやすいです。
2) 収入アップの余地が大きい(“責任範囲”が広いほど単価が上がる)
ネットワークは、障害・セキュリティ・移行が絡むため、設計→切替→引き継ぎまで背負える人が不足しがちです。
この“不足”が、フリーランスの単価に反映されます。
- 作業者(手順通り)→単価は伸びにくい
- 設計+切替+運用設計(事故を防ぐ)→単価が伸びやすい
3) スキルの横展開が効きやすい(=将来の選択肢が増える)
ネットワークはインフラ横断の中心にあり、クラウド・セキュリティ・SREに繋がります。
結果として「ネットワーク専業」から、より市場価値が高い インフラ設計者/クラウドアーキ 側へ移動しやすいのもメリットです。
デメリット(収入の不安定さ・自己管理の必要性)
1) 収入の不安定さは“営業”より“契約設計ミス”で起きる
案件が途切れる不安より怖いのが、条件の悪い案件に固定されて消耗することです。
よくある地雷はこの3つです。
- 責任分界が曖昧(どこまで対応?障害時の責任は?)
- 夜間・休日・緊急対応が“込み”(待機費用なし、際限なく呼ばれる)
- 成果物が曖昧(後から追加要求が膨らみ、時給が崩壊)
対策は「単価交渉」ではなく、まず 責任範囲と稼働条件を契約で切ること。
2) “自由”の裏側に、常に意思決定コストが乗る
フリーランスは自由な反面、判断することが増えます。
- 案件選定(単価・稼働・内容・成長性)
- 税務・保険・経費管理
- 学習計画(クラウド/セキュリティ/IaC)
- 体調管理(倒れたら売上がゼロになり得る)
自由=楽ではなく、自由=自己統制です。
3) ネットワーク特有のストレス(障害・切替・責任の重さ)
ネットワークは、止まると影響が広い。だからこそ「緊急対応」や「切替当日の判断」が発生しやすいです。
- 切替(夜間・早朝が多い)
- 障害(原因が複合で、説明責任が重い)
- セキュリティ(事故時のインパクトが大きい)
これを避けたいなら、最初から 設計・レビュー寄り/クラウド寄り の案件に寄せるなど、働き方の設計が必要です。
リスクを現実的に潰すための“最低限の備え”
- 生活防衛資金:最低でも「生活費の3〜6か月分」を確保(案件空白・病気対策)
- 稼働の複線化:エージェント+紹介+スポット(完全に一本足は危険)
- 保険・保障の設計:医療・所得補償・賠償(特に業務起因の賠償は検討価値あり)
- 契約の型:責任範囲/夜間休日/緊急対応/成果物/検収条件を最初に固定
リスクと保障面の整理は、以下も併せて読むと抜け漏れを潰せます。
このセクションの結論
ネットワークエンジニア フリーランスのメリットは「自由」ではなく、責任を取れる人が不足している市場で、単価とキャリアを自分で設計できること。
デメリットは「不安定」ではなく、契約・責任分界・夜間対応を曖昧にした瞬間に消耗することです。ここを潰せれば勝ち筋が見えます。
7. ネットワークエンジニアがフリーランスとして独立前に準備すべきこと
ネットワークエンジニア フリーランスは、技術より先に 契約・責任分界・成果物 を固めないと簡単に炎上します。ここは具体に落とします。
スキル・実績の棚卸し(“年数”ではなく“成果物”で整理する)
棚卸しは「できることリスト」では弱いです。案件で評価されるのは 何を、どんな条件で、どうやって安全に出荷したか です。
次の軸で実績を再構成してください。
棚卸しの4軸(これで書けない実績は武器になりにくい)
- 案件タイプ:設計・構築/運用・保守/更改・移行/セキュリティ
- スコープ:どこまで担当?(要件定義・設計・構築・検証・切替・運用引継ぎ)
- 成果物:構成図/通信要件表/手順書/検証結果/障害報告/運用Runbook
- 責任の重さ:夜間切替、切り戻し判断、緊急対応、関係者調整の有無
書き出すと強い具体(例)
- 「拠点追加」→ IP設計・VLAN設計・ルーティング方針・切替手順・切り戻し・検証結果・運用引継ぎ
- 「障害対応」→ タイムライン/原因/暫定→恒久/再発防止(監視追加・設定見直し)
- 「セキュリティ」→ 通信要件表→FW設計→レビュー→検証→監査ログ/運用フロー
ポートフォリオ・スキルシートの作成(ネットワークは“成果物ポートフォリオ”が刺さる)
ネットワークはWeb系みたいに公開できる成果物が少ない。だからこそ勝ち筋は “守秘に触れない範囲で、成果物の型を見せる” です。
スキルシートの必須項目(これがないと単価交渉が弱い)
- 直近3案件:役割/規模/環境(抽象化)/担当範囲/成果物/結果
- “強みの一行”:例)「設計→切替→引継ぎまで一気通貫で事故なく出荷」
- “できないこと”:例)「24/365待機は不可(別条件なら可)」
※できないことを言えない人は、条件の悪い案件に吸われます。
守秘を守りつつ作れるポートフォリオ(テンプレ化できる)
- サンプル構成図(架空案件でOK):論理/物理、冗長化、監視ポイント
- 変更手順書テンプレ:事前確認→手順→検証→ロールバック→連絡
- 障害報告テンプレ:事象→影響→切り分け→暫定/恒久→再発防止
- 通信要件表テンプレ:送信元/宛先/Port/用途/期限/責任者
「資格だけ」だと弱い。成果物の型を持っている人が、面談で一気に勝ちます。
契約・税務・保険の基礎知識(ここを雑にすると“技術以前に”負ける)
1) 契約(最優先:責任分界と稼働条件を固定する)
ネットワーク案件は“止まると被害が大きい”ので、契約で次を曖昧にすると地獄です。
独立前に決めておくべき契約の論点
- 成果物と範囲:設計だけ?構築まで?切替当日対応は?運用引継ぎは?
- 夜間・休日・緊急対応:含むなら待機費用・対応時間・連絡手段を明文化
- 変更権限と承認フロー:本番変更は誰が承認?監査ログは?
- 検収条件:何をもって完了?追加要求が出た場合の扱いは?
2) 税務(最低限、手続きの存在だけは把握しておく)
- 開業時の基本手続き(開業届など):国税庁|個人事業の開業届出・廃業届出等手続
- 開業する場合の手続き一覧(開業届・青色などの導線):国税庁|開業する場合
- 青色申告を検討する場合:国税庁|所得税の青色申告承認申請手続
- インボイス関連(必要性は取引形態で変わる):国税庁|インボイス制度 申請手続
3) 保険・年金(“手続き漏れ”が一番ダサい)
会社員→フリーランスで、社会保険まわりは自動で整いません。最低限、公式導線だけ押さえる。
- 国民年金の案内(利用者別ガイド):日本年金機構|国民年金に加入の方(自営業・学生など)
独立前のロードマップ(30日で“独立できる形”にする)
Day 1–7:売り方の設計(ここを飛ばすな)
- 狙う領域を1つ決める(例:クラウドNW/更改移行/セキュリティ)
- スキルシートを“成果物ベース”に書き換える
- 成果物テンプレ(障害報告・変更手順・構成図)を用意
Day 8–21:営業の土台
- 面談で話す「課題→判断→設計意図→成果物→結果」の型を作る
- 案件条件の優先順位を決める(単価/稼働/リモート/夜間対応)
- 参画後に揉める論点(夜間・責任分界・成果物)を言語化
Day 22–30:事務・リスクの最低限
- 税務手続きの導線を確認(開業・青色など)
- 年金・保険の切替導線を確認
- 生活防衛資金(最低3〜6か月)を用意できないなら、独立時期を遅らせる
※ここを無視する人は、結局 “条件が悪い案件” を飲むことになります。
すぐ使えるチェックリスト(独立前に潰す)
- 狙う案件タイプが1つに絞れている(“何でも”は弱い)
- スキルシートが成果物ベースで書けている(構成図/手順/検証/引継ぎ)
- 障害報告・変更手順のテンプレがある(守秘OKの形)
- 夜間・緊急対応の可否が決まっている(条件として言える)
- 生活防衛資金(3〜6か月)がある
- 税務手続きの導線を把握した(開業・青色・インボイスの要否確認)
- 年金/保険の切替導線を把握した(手続き漏れ防止)
このセクションの結論
独立前に必要なのは「やる気」ではなく、成果物で語れる実績/契約で守れる責任分界/生活と手続きの土台です。
ここを固めずに独立するのは、ネットワーク領域では“事故りに行く”のと同義です。
8. フリーランスのネットワークエンジニアに聞いたリアルな声
実際にフリーランスとして活躍しているネットワークエンジニアは、どのような工夫をして案件を獲得し、どのような働き方をしているのでしょうか。ここでは、彼らのリアルな声を通じて、フリーランスとしての働き方をより具体的にイメージしてみましょう。
案件獲得の工夫(稼げる人の“動き方”はだいたい同じ)
フリーランス全体の調査では、仕事の獲得経路として「人脈」「過去・現在の取引先」「エージェント」が上位に来ます。
つまり、案件獲得は “新規営業”よりも「関係性」と「継続取引」 で勝つ人が多いということです。
ネットワークエンジニア フリーランスが強い獲得パターン
- 過去案件の関係者から指名される(最強)
- “次の更改/拠点追加/クラウド移行”で思い出してもらう設計
- 例:切替後に「運用の詰まりポイント」「改善提案」を1枚にまとめて渡す
- 成果物で信用を前払いする(ブログより先にこれ)
守秘に触れない範囲で、次の“型”を公開/提示できると一気に強くなります。- 変更手順書テンプレ(事前確認→手順→検証→ロールバック)
- 障害報告テンプレ(影響→切り分け→暫定/恒久→再発防止)
- 通信要件表テンプレ(送信元/宛先/Port/用途/期限/責任者)
- SNSは「集客」ではなく「信用の維持」に使う
投稿内容はこれで十分です。- 学び(設計の判断理由、ハマりどころ、再発防止)
- 使えるテンプレ(運用Runbookの見出し案など)
- “やらない仕事”の宣言(24/365待機不可など)※地雷回避
- 勉強会は“参加”より“登壇/質問”が効く
ネットワークは「現場で事故らせない人」が評価されるので、
1回の登壇・質問で「考え方がまともな人」という印象が残る方が強いです。
今日からできる最短セット(1週間で形になる)
- スキルシートを「成果物ベース」に書き換える
- 上のテンプレを1つ作って“守秘OK”の形にする
- 過去の関係者に「次に更改があれば相談して」と一言だけ送る(営業臭を消す)
独立して良かった点・苦労した点(ネットワーク特有の“リアル”)
良かった点(よく出る話)
- 仕事の裁量が増え、「やる領域」を自分で選べる
例:運用→更改/移行→クラウドNW→セキュリティ と寄せて単価帯を上げる - 技術の幅が広がり、インフラ横断(クラウド/セキュリティ/IaC)に行きやすい
苦労した点(ネットワークならでは)
- 夜間・休日・緊急対応が発生しやすい(更改・障害・セキュリティ)
- 「責任分界」が曖昧だと、単価が崩壊しやすい(“ついで対応”が無限に増える)
- 収入そのものより、**社会保険・社会保障や社会的信用(ローン/賃貸など)**が課題になりやすい
→ ここは事前にプラン設計しないと後から詰みます
リアルな声(よくあるパターン4つ:状況→工夫→学び)
※以下は「よくある傾向」を、読者が行動できる形に落としたものです。
- パターンA:運用・保守で食えるけど、夜間が辛い
- 状況:障害対応と手順作業が中心で、待機が増える
- 工夫:Runbook整備・監視改善・自動化で“作業”を減らし、設計側に寄せる
- 学び:単価は“技術”より“事故を減らす仕組み”で上がる
- パターンB:更改・移行で単価は出るが、消耗する
- 状況:切替が夜間、関係者調整も多い
- 工夫:「待機費用」「対応時間」「切り戻し判断」を契約で固定する
- 学び:交渉は“単価”ではなく“責任範囲”から入るのが正解
- パターンC:クラウドNWに寄せたら、リモート比率が上がった
- 状況:オンプレ中心だと現地対応が増えやすい
- 工夫:VPC/VNet、ハイブリッド接続、ログ設計などを成果物で示す
- 学び:ネットワークエンジニア フリーランスは「クラウド×セキュリティ」で市場価値が跳ねる
- パターンD:営業が苦手で案件が途切れた
- 状況:案件終了のたびにゼロから探す
- 工夫:過去取引先に“次の更改候補”を聞き、紹介/指名の導線を作る
- 学び:案件獲得は「新規開拓」より「関係性の運用」が効く
学べる場(体験談を取りに行くという選択肢)
「リアルな話」を増やしたいなら、イベントや勉強会で一次情報を取りに行くのが最短です。
例として、Track Worksでもフリーランスエンジニアの体験談イベントが公開されています。
※2025年6月27日で終了いたしました。最新情報は最新イベントを探すで紹介しています。
【出典・参考】
9. ネットワークエンジニア フリーランスに役立つ学習リソース
「学習=正義」みたいに思ってるなら危険です。ネットワークエンジニア フリーランスで稼げる人は、学習を「案件で再現できる成果物」に変換します。
ここでは、被りやすい一般論は捨てて、再現性が高いリソースと学び方だけに絞ります。
9.1 一次情報に当たる癖をつける(ネットワークは“仕様が正解”)
ブログや動画は便利ですが、現場で揉めるのはだいたい「仕様の読み違い」です。まず一次情報をルーティン化してください。
- AWSのネットワーク学習(公式)
- Azureのネットワーク基礎(公式)
- ネットワーク仕様の“原典”(公式)
- RFC Editor(公式)(TCP/IPやTLSなどの仕様に戻れる場所)
ここで差がつきます:
「用語を説明できる」ではなく、**“仕様に沿って設計の判断を説明できる”**が強い。
9.2 手を動かすラボ(無料〜低コストで十分)
フリーランスで評価されるのは「知ってる」ではなく「事故らせずに変更多数を捌ける」です。ラボは最短でその練習になります。
- Cisco Packet Tracer(公式):ルーティング/スイッチングの基礎、検証の型づくり
加えて、クラウド案件を狙うなら「検証環境→コード化→手順書」まで一気にやるのが早いです。
(例:VPC/VNet、ルート、SG/NSG、VPN、LB、監視、ログ)
9.3 “学び”を案件で使える成果物にする(これが単価を上げる)
ネットワークエンジニア フリーランスで強い成果物は、コードよりも「運用できるドキュメント+再現手順」です。以下をテンプレ化してください。
- 設計系:論理構成図 / 物理構成図 / IP設計(サブネット・採番ルール)/ ルーティング方針
- 変更系:変更手順書(前提・影響範囲・ロールバック・確認観点)
- 障害系:一次切り分けフロー(何を見て、何を捨てるか)/ 障害報告(原因・暫定・恒久・再発防止)
- 自動化系(できれば):Terraform/Ansible等で「ネットワーク変更を再現」+レビュー可能にする
これをGitで管理して「いつでも提出できる状態」にしておく。
“ポートフォリオ”と呼ぶより、運用品質の証拠です。
10. ネットワークエンジニア フリーランスは他職種と何が違う?
10.1 Web系と違うのは「失敗コスト」と「責任の持ち方」
Web開発は段階的に改善できることが多い一方、ネットワークは一撃で全社を止めることがある。
だから単価は「技術」より事故を防ぐ設計・変更・切り分けの型で決まります。
- 価値が出る人:変更計画がきれい/ロールバック前提/関係者調整が早い/障害対応が強い
- 伸びない人:検証が浅い/ログが読めない/“たぶん”で触る/説明が曖昧
10.2 インフラエンジニアとの境界は「横に広げる」か「深掘る」か
ネットワーク専門の強みは、可用性・遅延・経路・セキュリティを“通信の視点”で最適化できること。
ただし市場は「クラウド前提」「IaC前提」に寄っているので、次のどちらかを選ぶのが合理的です。
- 深掘り型:BGP / 冗長化 / SASE / ゼロトラスト / 大規模設計
- 横展開型:クラウドNW+IaC+監視(SRE寄り)まで抱える
11. ネットワークエンジニア フリーランス市場動向(“伸びる領域”だけ押さえる)
11.1 伸びるのは「クラウド移行 × セキュリティ × 自動化」
- 企業のDXは継続テーマで、戦略・技術・人材の観点で継続調査されている(=需要は短期で消えにくい)
- セキュリティは年々“経営課題”化していて、ネットワーク境界(ゼロトラスト/SASE等)の設計が絡みやすい
- さらに「変更をコード化して運用する」流れが強く、ネットワークでもIaC/自動化が評価されやすい
11.2 フリーランスの仕事獲得は「人脈・既存取引・エージェント」が現実
採用広告より、紹介・継続が強い。
つまり、1回の案件を“運用品質”で終わらせるほど次が楽になります(紹介が生まれる)。
この章は、単価の話に戻すための前提です。
市場が伸びても、あなたの“出荷品質”が低いと単価は上がりません。
12. ネットワークエンジニア フリーランスのよくある質問(FAQ)
12.1 未経験からネットワークエンジニア フリーランスになれる?
結論:ほぼ無理。例外は「強い現場経験を別領域で持っていて、ネットワーク案件に横移動できる人」くらい。
現実的なラインは 運用→構築→設計 の順で経験を積み、少なくとも障害対応を自走できる状態。
12.2 ネットワークエンジニア フリーランスにリモート案件はある?
ある。ただし「現地作業ゼロ」を前提にすると選択肢は減る。
狙い目は クラウドNW、設計レビュー、要件整理、セキュリティ設計、運用改善。
12.3 40代・50代でも通用する?
通用する。ただし条件はシンプルで、“最新の設計・運用に追従できること”。
年齢が武器になるのは、障害・変更・調整の経験が「再現可能な型」になっている場合だけ。
13. まとめ:ネットワークエンジニア フリーランスで失敗しない最短ルート
やることは多く見えるが、本質は3つだけです。
- 専門の軸を決める(クラウドNW/セキュリティ/大規模設計/自動化 など)
- 成果物で証明する(構成図・設計・手順・切り分け・再現コード)
- 継続案件を取りにいく(“一発屋”ではなく、運用品質で指名される)
案件探しまで含めて一気に進めたいなら、エンジニア特化のエージェントとして Track Works の活用も選択肢に入れてください。






