1. はじめに:REST APIが初心者にとって難しく感じる理由とは?
Web開発の話で必ずと言っていいほど登場する「REST API」。言葉は聞いたことがあっても、「正直、何なのかよくわからない…」「自分のポートフォリオにどう活かせばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、エンジニア就活を控えたあなたに向けて、REST APIの基本的な概念から、なぜ就活で重要なのか、そして具体的な学習方法やポートフォリオでのアピール方法まで、一歩ずつ丁寧に解説していきます。この記事を読み終える頃には、REST APIへの理解が深まり、自信を持って学習を進める第一歩を踏み出せるでしょう。
1.1 初心者がエンジニア就活で知っておきたいREST APIの基礎
現代のWebサービス開発において、API(Application Programming Interface)は欠かせない存在です。多くの企業がAPIを活用した開発を行っており、エンジニアとして働く上でその知識は必須と言えるでしょう。就職活動の面接でも、APIに関する質問は頻繁に登場します。
APIの知識は、あなたがWeb開発の基礎を理解していることの証明にもなります。この知識を身につけることで、就職活動を有利に進めることができるはずです。
1.2 初心者でも理解できるREST APIの基本から実践までの流れ
この記事では、APIの基本的な概念から、Web開発で主流の「REST API」について詳しく解説します。さらに、実際にAPIを操作する方法や、ポートフォリオでAPIをどのように活用すれば良いかまで、実践的な内容もご紹介します。
APIの知識を深めることで、あなたの開発スキルが向上し、就職活動でのアピールポイントが増えるでしょう。ぜひ最後まで読んで、APIへの理解を深めてください。
1.3 REST APIの専門用語を初心者向けにわかりやすく解説する方針
「API」や「REST」と聞くと、専門用語が多くて難しそうだと感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。この記事では、できるだけ専門用語を避け、身近な例え話を交えながら分かりやすく解説していきます。一緒にAPIの世界を覗いてみましょう。
2. 初心者がまず知るべきAPIの基本:REST API学習の前提知識
REST APIを理解するためには、まずその土台である「API(Application Programming Interface)」が何かを知る必要があります。APIは、一言でいうと「ソフトウェアやプログラムの機能を共有するための窓口」のようなものです。例えば、あなたが天気予報アプリで明日の天気を見るとき、アプリは気象庁が公開している「天気予報API」にアクセスして情報を取得しています。このように、APIがあるおかげで、私たちはゼロから全ての機能を作らなくても、便利なサービスを開発できるのです。この章では、身近な例を通してAPIの役割とメリットを掴んでいきましょう。
2.1 初心者にもわかるAPIの仕組み(レストランの注文で理解)
APIの役割を理解するために、レストランでの注文を例に考えてみましょう。あなたは「お客さん」、レストランの「キッチン」が情報や機能を提供してくれる側です。そして、あなたとキッチンをつなぐ「ウェイター」がAPIの役割を果たします。
あなたはウェイターに「ハンバーグをください」と注文します。ウェイターはキッチンにその注文を伝え、キッチンはハンバーグを作ってウェイターに渡します。ウェイターはそれを受け取り、あなたに届けてくれます。このように、APIは異なるプログラム同士がスムーズにやり取りするための「仲介役」なのです。
2.2 APIを使うメリットを初心者向けに解説
APIを使うことには、開発を効率化する大きなメリットがあります。主なメリットは以下の3つです。
- 開発の効率化: ゼロから全ての機能を作る必要がなく、既存のAPIを利用することで開発時間を大幅に短縮できます。
- 機能の拡張性: 外部のサービスが提供するAPIを組み合わせることで、自分のアプリケーションに多様な機能を追加できます。例えば、地図APIを使えば、簡単に地図機能を組み込めます。
- 保守性の向上: APIを通じて機能が提供されるため、機能を提供する側が変更を加えても、利用する側は大きな修正なしで対応できることが多いです。
これらのメリットにより、開発者はより創造的な作業に集中できるようになります。
2.3 APIの種類とREST APIの位置づけを初心者が理解するポイント
APIには様々な種類がありますが、Web開発で特に重要なのが「Web API」です。Web APIは、インターネットを通じて利用できるAPIのことで、HTTPという通信プロトコル(通信のルール)を使ってデータのやり取りを行います。
例えば、Google Maps APIやTwitter APIなどはWeb APIの代表例です。この記事でこれから詳しく解説する「REST API」も、このWeb APIの一種です。Web APIは、Webサービス同士が連携し、より豊かな機能を提供するために不可欠な技術と言えるでしょう。
Web API以外にも、ライブラリAPI・OS API・ハードウェアAPI・フレームワークAPIなどが存在します。ライブラリAPIやOS APIも開発の基盤として重要な役割を果たしています。ただし、Webサービス開発においてはまずWeb APIの理解が優先されます。本記事でもWeb APIに焦点を絞って解説を進めていきます。
3. 初心者が押さえておきたいREST APIの基本概念
APIの中でも、現在のWeb開発で主流となっているのが「REST API」です。RESTは「Representational State Transfer」の略で、Webの仕組みを最大限に活かすための「設計原則」や「考え方」のことを指します。特定の技術や言語のことではありません。たとえば「このURLにアクセスするとユーザー情報が取れる」「このURLにデータを送ると新しい投稿が作れる」というように、Webの基本ルールをそのまま活かして使いやすくしたAPI がREST APIです。この「REST」という考え方に沿って作られたAPIだから「REST API」と呼ばれています。この章では、RESTを構成するいくつかの重要な原則を、初めての方にも分かりやすく解説し、なぜ多くのWebサービスで採用されているのかを明らかにします。
3.1 RESTの原則を初心者向けにやさしく解説
REST APIは、Webの仕組みを最大限に活用するための「設計ルール」に従って作られています。このルールは「REST原則」と呼ばれ、主に以下の4つが重要です。
- 統一インターフェース データの操作方法が統一されていること。 例えば、情報を取得するときは GET、新しいデータを作るときは POST、データを更新するときは PUT、削除するときは DELETE といったように「決まった方法(HTTPメソッド)」を使います。こうすることで、開発者が「このAPIはどう操作すればいいんだろう?」と迷わずに使えるようになります。
- ステートレス性 サーバーがクライアント(利用する側)の状態を保持しないこと。 つまり、リクエスト(要求)を送るたびに、そのリクエストだけで処理が完結するようになっています。例えば、ログイン後の操作でも「誰がリクエストしているのか」という情報を毎回リクエストに含めます。これによってサーバーの負担が減り、システムを大きくスケール(拡張)しやすくなります。
- キャッシュ可能性 クライアントが一度取得したデータを一時的に保存(キャッシュ)できること。 例えば、ニュースアプリで同じ記事を何度も読み込むとき、サーバーに毎回リクエストせず、キャッシュから素早く表示できます。これにより通信量が減り、アプリの表示スピードも速くなります。
- 階層化システム クライアントは、直接サーバーと通信しているのか、途中に別のシステム(プロキシサーバーなど)があるのかを意識しないこと。例えば、利用者は「裏側でどんな仕組みで処理されているか」を気にせず、同じようにAPIを使えます。システム管理者側は裏で負荷分散やセキュリティ強化をしても、利用者に影響が出ない仕組みです。
これらの原則を守ることで、シンプルで拡張性の高いAPIを構築できます。
3.2 初心者でも理解できるREST APIが主流になった理由
REST APIがWeb開発の主流になった理由は、そのシンプルさと拡張性にあります。Webの基本的な仕組みであるHTTPプロトコル(通信のルール)を最大限に活用しているため、特別な技術を必要とせず、誰でも簡単に利用できる点が大きな魅力です。
また、異なるプログラミング言語やプラットフォーム間でも、共通のルールでデータのやり取りができるため、システム連携が非常にスムーズになります。これにより、大規模なWebサービス開発や、複数のサービスを組み合わせたマッシュアップ(複数のサービスを組み合わせて新しいサービスを作ること)が容易になりました。
3.3 初心者が混乱しやすいREST APIとRESTful APIの違い
「RESTful API(レストフルAPI)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、「RESTの原則に忠実に従っているAPI」という意味で使われます。つまり、「RESTful API」はREST APIの一種であり、より厳密にRESTの設計思想を守って作られたAPIを指すことが多いです。
一般的には、「REST API」という言葉を使う場合でも、暗黙的にRESTの原則に沿って作られたAPIを指していることがほとんどです。そのため、就職活動の場では「REST API」と「RESTful API」はほぼ同義で使われると考えて問題ありません。
4. 就活で差がつく!初心者でもREST API知識が重要な理由
REST APIの概念がわかったところで、次に「なぜそれが就活で重要なのか」を具体的に見ていきましょう。単に「知っている」だけでなく、その重要性を理解することで、学習のモチベーションも格段に上がります。現代のWebサービス開発は、複数のAPIを連携させて作られるのが当たり前です。そのため、REST APIの知識は、あなたの「開発力の証明」「モダンな開発への適応力」「チーム開発への理解度」を示す重要な指標となります。面接官に「お、この学生はわかっているな」と思わせるための武器を手に入れましょう。
4.1 REST APIが初心者にも「Web開発の共通言語」と言われる理由
現代のWeb開発では、フロントエンド(ユーザーが見る部分)とバックエンド(サーバー側の処理)がAPIを通じて連携するのが一般的です。また、SNS認証や決済システムなど、外部サービスとの連携も避けては通れません。 REST APIは、これら異なるシステムをスムーズにつなげるための「共通言語」です。 就活においては、REST APIを理解していることは、現場での開発にスムーズに馴染める素養を示すシグナルになります。つまり、REST APIを知らないと「現代的な開発の基礎を押さえていない」と見なされ、差がついてしまう可能性があるのです。
4.2 REST APIを理解すると初心者でもポートフォリオの質が上がる
多くの学生が作るポートフォリオは「Todoアプリ」や「掲示板」など単独で動くものにとどまりがちです。しかし、REST APIを活用できれば、外部サービスと連携した一歩進んだ作品を作ることができます。 例えば、 天気予報APIを使って今日の天気を自動表示するアプリ 自作のREST APIを公開して、他のアプリやサービスから利用できる仕組み フロントとバックを分けて、API通信を通じてデータをやり取りする設計 こうした工夫は「基礎的なコーディング力」から一歩踏み込み、設計力・拡張力を持ったエンジニアであることを示せます。これは就活で強力な差別化要素になり、「この学生は現場を意識して学んでいる」と面接官に伝わるのです。
4.3 初心者でもREST API知識を求められる企業が多い理由
実際の採用現場では、コーディングテストや面接で「APIからデータを取得して表示してください」といった課題がよく出されます。これは、ほぼすべてのWebサービスがAPIを基盤に動いているためです。 つまりREST APIを理解しているかどうかは、その企業での開発スタイルにすぐ馴染めるかを測るリトマス試験紙になっているのです。 就活生にとっては「REST APIを知っている」こと自体が、企業に対して「現場で通用する最低限の素地があります」と証明する手段になります。
5. REST APIの仕組みを初心者向けに分解!基本4要素を理解する
ここからは、REST APIが実際にどのように動いているのか、その具体的な仕組みを支える技術的な要素を解説します。少し専門的な内容も含まれますが、一つひとつは決して難しくありません。レストランで注文する際に「何を(What)」「どうしてほしい(How)」を伝えるのと同じように、APIとのやり取りにも決まったルールがあります。ここでは、その中心となる「HTTPメソッド」「エンドポイント(URI)」「ステータスコード」「リクエストとレスポンス」の4つの要素について、丁寧に解説していきます。
5.1 HTTPメソッドを初心者でも理解できるREST APIの基本操作
APIに「何をしたいか」を伝えるのが「HTTPメソッド」です。これは、WebブラウザがWebサイトにアクセスする際にも使われる、通信の「動詞」のようなものです。主なメソッドは以下の4つです。
- GET: 情報を「取得」したいときに使います。例えば、ブログ記事の一覧や、特定のユーザー情報を取得する場合などです。
- POST: 新しい情報を「作成」したいときに使います。例えば、新しいブログ記事を投稿したり、ユーザー登録をしたりする場合などです。
- PUT: 既存の情報を「更新」したいときに使います。例えば、ブログ記事の内容を修正したり、ユーザーのプロフィール情報を変更したりする場合などです。
- DELETE: 情報を「削除」したいときに使います。例えば、不要になったブログ記事を削除する場合などです。
これらのメソッドを使い分けることで、APIに対して明確な指示を出すことができます。
5.2 エンドポイント(URI)とは?REST API初心者向けの説明
APIに「どの情報に対して操作したいか」を伝えるのが「エンドポイント(URI)」です。URI(Uniform Resource Identifier)は、「どのデータを」「どの箱から」取り出したいかを示すための文字列です。WebサイトのURL(Uniform Resource Locator)もURIの一種です。
例えば、https://api.example.com/users/123 のような形式で表現されます。これは「api.example.comというサーバーの、usersという情報の中の、IDが123のユーザー情報」を指し示しています。APIは、このエンドポイントを通じて、特定の情報にアクセスします。
5.3 ステータスコードを初心者向けに理解するREST APIの基礎
APIにリクエストを送った後、その処理が成功したのか、それとも何か問題があったのかを教えてくれるのが「HTTPステータスコード」です。これは3桁の数字で表現され、通信の結果を簡潔に示します。
- 200番台(例: 200 OK): リクエストが「成功」したことを示します。
- 400番台(例: 404 Not Found): クライアント(リクエストを送った側)に「問題があった」ことを示します。例えば、存在しないページにアクセスした場合などです。
- 500番台(例: 500 Internal Server Error): サーバー側に「問題があった」ことを示します。
これらのコードを見ることで、APIとの通信がうまくいったかどうかをすぐに判断できます。
5.4 リクエスト・レスポンスを初心者が押さえるREST APIの基本
APIとのやり取りでは、実際に送受信されるデータ本体があります。これが「リクエスト」と「レスポンス」です。
- リクエスト: クライアントからサーバーへ送るデータです。例えば、新しいユーザーを作成する際に、ユーザー名やパスワードなどの情報をリクエストとして送ります。
- レスポンス: サーバーからクライアントへ返されるデータです。リクエストに対する処理結果や、要求された情報などが含まれます。
これらのデータは、多くの場合「JSON(JavaScript Object Notation)」という形式でやり取りされます。JSONは、人間にとってもコンピューターにとっても読み書きしやすい、軽量なデータ形式です。キーと値のペアで情報を表現し、Web APIの標準的なデータ形式として広く利用されています。
6. 初心者でもできる!ツールを使ったREST APIの実践入門
知識を学んだら、次は実際に手を動かして体験してみましょう。自分でAPIにリクエストを送り、レスポンスを受け取る経験をすることで、理解は一気に深まります。この章では、プログラミング不要でAPIの動作確認ができる「Postman」という便利なツールと、練習用に公開されている「JSONPlaceholder」という無料のAPIサービスを使って、実際にAPIを「叩く」方法をステップ・バイ・ステップで紹介します。初めてでも大丈夫、一緒にAPIとの対話を体験してみましょう。
6.1 初心者がREST APIを試すためのPostman導入ステップ
APIを実際に試すには、「Postman(ポストマン)」というツールが非常に便利です。Postmanは、APIのリクエストを簡単に作成・送信し、そのレスポンスを確認できる開発ツールです。プログラミングのコードを書かなくてもAPIの動作を試せるため、初めての方にもおすすめです。
まずはPostmanの公式サイトにアクセスし、デスクトップアプリケーションをダウンロードするか、Webブラウザ版を利用します。アカウント登録が必要で、基本機能は無料で利用できますが、最新の利用条件については公式サイトでご確認ください(※2025年8月時点の情報)。
Postman公式サイト:https://www.postman.com/downloads/
6.2 初心者向け練習用API「JSONPlaceholder」でREST API体験
APIを試すには、実際に利用できるAPIが必要です。今回は、練習用に公開されている無料のAPIサービス「JSONPlaceholder(ジェイソンプレイスホルダー)」を使ってみましょう。JSONPlaceholderは、ダミーの投稿やユーザー情報などを提供しており、APIの基本的な操作を学ぶのに最適です。
Postmanを開いたら、新しいリクエストを作成します。JSONPlaceholderの提供する以下の公式サイトURLを使用します(※2025年8月時点で稼働確認済み)。ただし、練習用の無料APIサービスのため、将来的に仕様変更や停止の可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
JSONPlaceholder公式サイト:https://jsonplaceholder.typicode.com/?ref=techblog
6.3 初心者でもできるGETリクエストの基本操作
それでは、実際にGETリクエストを送ってユーザー情報を取得してみましょう。
- Postmanで新しいリクエストタブを開きます。
- HTTPメソッドを「GET」に設定します。
- URL入力欄に「
https://jsonplaceholder.typicode.com/users」と入力します。これは、全てのユーザー情報を取得するためのエンドポイントです。 - 「Send」ボタンをクリックします。
すると、画面下部にJSON形式でユーザー情報の一覧が表示されるはずです。これがAPIからの「レスポンス」です。ステータスコードが「200 OK」となっていれば、成功です。
6.4 POSTリクエストでデータ登録するREST API初心者向け練習
次に、POSTリクエストを使って新しいデータを作成してみましょう。
- Postmanで新しいリクエストタブを開きます。
- HTTPメソッドを「POST」に設定します。
- URL入力欄に「
https://jsonplaceholder.typicode.com/posts」と入力します。これは、新しい投稿を作成するためのエンドポイントです。 - 「Body」タブを選択し、「raw」を選び、形式を「JSON」に設定します。
- 以下のJSONデータを入力します。
{ "title": "私の初めてのAPI投稿", "body": "PostmanからAPIを叩いてみました!", "userId": 1 } - 「Send」ボタンをクリックします。
レスポンスとして、作成された投稿の情報が返ってきます。ステータスコードが「201 Created」となっていれば成功です。このように、実際に手を動かすことでAPIの仕組みがより深く理解できます。
7. 初心者がREST APIをポートフォリオに活かす方法
REST APIの知識は、ポートフォリオをより実践的で魅力的なものにするための強力な武器です。単に自分で作ったWebアプリを公開するだけでなく、APIを組み込むことで、より高度な技術力をアピールできます。この章では、ポートフォリオにAPIを組み込む具体的な方法を「APIを利用する側」と「APIを提供する側」の2つの視点から解説します。どのレベルまで実装すれば評価されやすいのか、そしてそれをESや面接でどう伝えれば効果的なのか、就活を有利に進めるための戦略を学びましょう。
7.1 初心者でも扱える外部REST API活用例(天気・書籍など)
まずは、既存の外部APIを自分のアプリケーションに組み込むことから始めてみましょう。これは、APIの「利用する側」としてのスキルを示す良い方法です。
実装例:
- 天気予報アプリ: 気象情報API(例: OpenWeatherMap API)を利用して、指定した地域の天気予報を表示する。
- 書籍検索アプリ: 書籍情報API(例: Google Books API)を利用して、キーワードで書籍を検索し、詳細情報を表示する。
- SNS連携機能: Twitter APIやLINE APIを利用して、投稿やメッセージ送信機能を実装する。
これらの実装は、APIの基本的な使い方を理解していることアピールできます。
7.2 初心者向け自作REST APIの実装例(CRUD)
さらに一歩進んで、自分でAPIを作成し、それを他のアプリケーションから利用できるようにするのも非常に効果的です。これは、APIの「提供する側」としてのスキルを示すことになります。
実装例:
- シンプルなブログAPI: 投稿の作成(Create)、読み込み(Read)、更新(Update)、削除(Delete)ができるAPIを自作する。これを「CRUD機能」と呼びます。
- タスク管理API: タスクの追加、一覧表示、完了、削除ができるAPIを実装し、フロントエンドから利用する。
自分でAPIを設計・実装できることは、バックエンド開発の基礎力があることの強力な証明になります。
7.3 REST APIの経験を初心者がES・面接で伝える方法
ポートフォリオでAPIを実装したら、それをES(エントリーシート)や面接で効果的にアピールしましょう。
- ESでのアピール:
- 「〇〇APIを利用し、△△機能を実装しました。」と具体的に記述します。
- 「APIを利用することで、開発効率が向上し、□□のようなメリットがありました。」と、API活用の意義を伝えます。
- 面接でのアピール:
- 「なぜそのAPIを選んだのか」「実装で工夫した点」「直面した課題と解決策」などを具体的に話せるように準備します。
- 「APIを設計する際に意識したREST原則」など、技術的な深掘りにも対応できるようにしておくと良いでしょう。
単に「APIを使いました」だけでなく、「なぜ使ったのか」「どう工夫したのか」を語れると、より高い評価につながります。
8. 面接対策:初心者が回答できるREST APIの頻出質問
書類選考やポートフォリオ審査を通過すると、次はいよいよ面接です。技術面接では、REST APIに関する基本的な理解度を問われることがよくあります。付け焼き刃の知識では、少し深掘りされただけですぐに答えに詰まってしまいます。この章では、面接でよく聞かれる質問をピックアップし、どのような意図で質問されているのか、そしてどう答えれば「この学生はしっかり理解しているな」と評価されるのかを、具体的な回答例とともに解説します。自信を持って面接に臨むための準備をしましょう。
8.1 初心者でも簡潔に答えられるREST APIの説明方法
質問の意図: REST APIの基本的な概念を理解しているか、またそれを自分の言葉で分かりやすく説明できるかを見ています。
回答例: 「REST APIは、Webの仕組みを最大限に活用したAPIの設計原則、またはその原則に沿って作られたAPIのことです。HTTPという通信ルールを使って、情報を取得したり、作成したり、更新したり、削除したりする際に、シンプルで統一された方法でデータのやり取りを行います。これにより、異なるシステム間でもスムーズに連携できるようになります。」
8.2 初心者向けGETとPOSTの違いの説明ポイント
質問の意図: HTTPメソッドの基本的な役割と使い分けを理解しているかを確認しています。
回答例: 「GETメソッドは、サーバーから情報を『取得』する際に使われます。例えば、Webサイトのページを表示したり、ブログ記事を読み込んだりする際に利用します。一方、POSTメソッドは、サーバーに新しい情報を『作成』したり、データを送信したりする際に使われます。例えば、フォームの送信や、新しいユーザー登録を行う場合などです。GETはデータの取得、POSTはデータの作成・送信というように、用途が異なります。」
8.3 ポートフォリオでのREST API活用を初心者が話すコツ
質問の意図: 実際にAPIを扱った経験があるか、またその経験を通じて何を学んだかを知りたいと考えています。
回答例: 「私のポートフォリオでは、天気予報アプリを開発する際に、OpenWeatherMap APIを利用しました。ユーザーが入力した都市名に基づいて、現在の天気や気温などの情報をAPIから取得し、画面に表示する機能を実装しました。この経験を通じて、外部APIのドキュメントを読み解く力や、非同期処理(データの取得を待つ間に他の処理を進めること)の重要性を学ぶことができました。」
8.4 初心者が答えやすい「好きなAPI」質問の答え方
質問の意図: 技術への興味関心や、自主的な学習意欲があるかを見ています。具体的なAPI名を挙げることで、より説得力が増します。
回答例: 「私はGoogle Maps APIに興味があります。地図情報を活用したサービスは非常に多く、例えば、飲食店検索アプリで店舗の場所を表示したり、ルート案内機能を追加したりと、様々な可能性を秘めていると感じています。将来的には、このAPIを使って、ユーザーの現在地から最寄りの施設を検索できるようなアプリケーションを開発してみたいと考えています。」
9. まとめ:初心者でもREST APIを使いこなしてスキルを伸ばそう
この記事では、REST APIの基本的な概念から、就活における重要性、具体的な学習方法、そしてポートフォリオでの活かし方までを網羅的に解説してきました。最初は難しく感じたかもしれませんが、一つひとつの要素を分解してみると、決して理解できないものではないことがわかったはずです。REST APIは、現代のWebエンジニアにとって必須のスキルです。まずはこの記事で紹介したツールを使って、実際にAPIを叩いてみることから始めてみてください。その小さな一歩が、あなたのエンジニアとしてのキャリアを切り拓く大きな力になります。
9.1 REST APIは初心者でも触れば理解が進む学びやすい技術
REST APIは、一見すると複雑そうに見えるかもしれません。しかし、その基本的な仕組みは非常にシンプルです。この記事で紹介したPostmanのようなツールを使えば、プログラミングの知識がなくても、実際にAPIにリクエストを送り、レスポンスを受け取る体験ができます。
まずは「百聞は一見に如かず」で、実際にAPIを「叩いて」みることが大切です。手を動かすことで、座学だけでは得られない深い理解と自信につながるでしょう。
9.2 REST APIをポートフォリオに組み込んで初心者からレベルアップ
REST APIの知識は、あなたのポートフォリオをより魅力的なものにする強力な武器です。外部APIを利用するだけでも、あなたの技術的な好奇心や学習意欲を示すことができます。さらに、自分でAPIを設計・実装できれば、バックエンド開発の基礎力があることを強力にアピールできます。
ぜひ、この記事で学んだことを活かして、あなたのポートフォリオにAPI関連の機能を組み込んでみてください。それが、就職活動での大きな強みとなるはずです。
9.3 次のステップ:初心者でも作れる簡易REST APIに挑戦
Postmanで外部APIを叩くことに慣れてきたら、次のステップとして、自分で簡単なAPIを作ってみることに挑戦してみましょう。PythonのFlaskやDjango、Node.jsのExpressなど、API開発に適したフレームワークはたくさんあります。
自分でAPIを作る経験は、Webサービスの全体像を理解する上で非常に役立ちます。小さなものでも構いませんので、ぜひ挑戦してみてください。その経験が、あなたのエンジニアとしての成長を加速させるでしょう。







