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【エンジニア就活】技術面接の質問例と回答のコツ|頻出テーマと準備方法を徹底解説

【エンジニア就活】技術面接の質問例と回答のコツ|頻出テーマと準備方法を徹底解説



1. 技術面接とは?目的と評価ポイントを質問視点で理解する

技術面接は、単なる知識テストではなく「実務で活躍できるか」を見極める場です。基礎的な知識だけでなく、思考のプロセスや伝え方も評価対象になります。ここでは、技術面接の位置づけと評価ポイントを整理します。

1.1 技術面接の位置づけと他選考との違い(質問内容の傾向)

書類選考やコーディングテストは「知識やスキルの有無」を確認する段階です。一方、技術面接は「その知識をどう使うか」「チームで活かせるか」を見られる場です。つまり、知識の暗記ではなく、応用力や説明力が重視されます。

1.2 面接官が技術面接の質問で見ている4つの評価軸

面接官は以下の4点を総合的に評価します。

  • 基礎力:理論や仕組みの理解 データ構造やアルゴリズムなどの基本理解がしっかりしているかを見られます。これは専門職へのスタートラインであり、応用や論理展開の前提となります。
  • 応用力:柔軟に現場で活かせる応用力 基本を実際の課題解決にどう転換できるか、柔軟かつ創造的に応用できるかを評価されます。例えば、未経験領域でのチャレンジや新しい環境への適応力も含まれます。
  • 論理性:構造化された考え方と説明能力 考えや説明が一貫しており、筋が通っているかどうか。思考の分解・整理や結論の導き方、仮説立てと検証プロセスが問われます。構造化された考え方は説得力にも繋がります。
  • 伝え方:響く話し方と印象管理(言葉だけでなく、表情や姿勢も含む) 内容だけでなく、伝わりやすさ、非言語コミュニケーション(声のトーン・表情・視線・姿勢)も評価されます。

※ 特に学生の場合は、研究内容や学業経験について深く聞かれることが多いため、それらを事前に整理しておくことが重要です。

出典)Benesse教育研究開発センター「企業が採用時の要件として大卒者に求める能力とその評価方法」:https://benesse.jp/berd/berd/aboutus/katsudou/pdf/gakkai_03.pdf(2009年6月7日公開)

2. よく聞かれる基礎知識の技術面接質問

基礎知識の質問は「理解しているか」を確認する意図が強いです。難問ではなく、基本を正しく説明できるかがポイントです。

2.1 データ構造に関する技術面接質問(配列・リスト・スタックなど)

質問例

  • 配列とリストの違いは?
  • スタックとキューの違いは?
  • ハッシュテーブルの特徴は?

解答例

  • 配列とリストの違い 「配列は要素数が固定でインデックスアクセスが速い一方、リストは要素を柔軟に追加・削除できますが、アクセス速度は配列より劣ります。」
  • スタックとキューの違い 「スタックはLIFO(後入れ先出し)、キューはFIFO(先入れ先出し)の構造です。例えば、Undo機能はスタック、待ち行列はキューで表現されます。」
  • ハッシュテーブルの特徴 「キーをハッシュ関数で変換して値を管理するため、平均的に高速に検索・挿入できます。ただし衝突処理やメモリ使用量には工夫が必要です。」

2.2 アルゴリズムの基礎を問う技術面接質問(計算量など)

質問例

  • バブルソートとクイックソートの違いは?
  • 線形探索と二分探索の違いは?
  • 計算量 O(n) と O(log n) の違いを説明できますか?

解答例

  • バブルソートとクイックソート 「バブルソートは隣同士を比べて入れ替えるため O(n²) と非効率ですが、クイックソートは分割統治法により平均 O(n log n) で高速です。」
  • 線形探索と二分探索 「線形探索は先頭から順に探すため O(n) ですが、二分探索はソート済み配列を前提に半分ずつ範囲を絞り込むため O(log n) で高速です。」
  • 計算量の違い 「O(n) は要素数に比例して処理時間が増えるのに対し、O(log n) は要素数が増えても処理時間の増加が緩やかです。例えば、1024件でlog2(1024)=10、2048件でlog2(2048)=11)のように、O(log n) は要素数が倍になっても処理時間はほぼ一定に近い増加に抑えられます。」

出典)Qiita「leetcode時代の外資コーディング面接対策」:https://qiita.com/ktsujino/items/9cfa31dced5a68720485(2020年04月15日公開)

2.3 オブジェクト指向に関する技術面接質問(クラス・継承など)

質問例

  • オブジェクト指向の三大要素とは?
  • 継承を使うメリットは?
  • カプセル化の役割は?

解答例

  • 三大要素 「クラスによる設計図化、継承による再利用性、カプセル化による情報隠蔽です。これらが組み合わさることで保守性や拡張性が高まります。」
  • 継承のメリット 「共通部分を親クラスにまとめ、子クラスで拡張できるためコードの再利用性や可読性が向上します。ただし過度な継承は依存関係を複雑にします。」
  • カプセル化の役割 「データや実装を隠蔽し、必要なインターフェースだけ公開することで、不用意な変更や不整合を防ぎ、堅牢な設計につながります。」

出典)

3. コーディングに関する技術面接質問

実際にコードを書かせる質問は多くの企業で行われ、応募者のプログラミングスキルを直接確認する重要な場面です。単に正解にたどり着くことだけが評価されるのではなく、どのように問題を分解して考えるか(思考プロセス)、読みやすく再利用可能なコードを書けるか(可読性・保守性)、**与えられた制約の中で効率的に解けるか(計算量・メモリ効率)**といった複数の観点から総合的に評価されます。 そのため、最初はシンプルに正しく動くコードを書くことが大切ですが、余裕があれば改善案や代替手法(例:ナイーブ解法と効率的解法の比較)を説明できると、理解の深さをアピールできます。また、コードの書き方自体も採点対象であり、変数名や関数名の適切さ、コメントの使い方、エッジケースへの配慮なども評価に含まれる点を意識することが重要です。

3.1 コーディング力を問う技術面接質問(配列・文字列操作)

「文字列を逆にする関数を実装してください」といったシンプルな問題がよく出ます。効率性よりも、まずは正しく動くコードを書くことが大切です。

質問例

  • 文字列を逆にする関数を実装してください(例:「hello」 → 「olleh」)。
  • 配列の要素を反転(逆順)してください。

3.2 再帰・動的計画法に関する技術面接質問の例

「フィボナッチ数列を求める関数を実装してください」といった問題では、再帰(関数が自分自身を呼び出す方法)や動的計画法(計算結果を使い回す方法)が問われます。

質問例

  • フィボナッチ数列を求める関数を実装してください(Nthフィボナッチを返す)。
  • 同じ問題について、再帰、メモ化、動的計画法のそれぞれで実装してください。

3.3 実装時に意識すべきポイントを問う技術面接質問

プログラムは動作するだけでなく、誰が読んでも理解しやすく、将来の修正に耐えられる設計が重要です。変数名を分かりやすくする、境界条件(例:空の配列)を考慮するなどを意識しましょう。

4. Web・アプリ開発に関する技術面接質問

開発経験がある学生には、Webやアプリ開発に関する質問が出やすいです。実務に近いテーマが多いため、基本を整理しておきましょう。

4.1 HTTPやAPIに関するよくある技術面接質問

「HTTPのGETとPOSTの違いは?」といった質問は定番です。GETはデータ取得、POSTはデータ送信と答えられると良いです。API(アプリ同士のやり取りの仕組み)についても説明できると安心です。

質問例

  • 「HTTPのGETとPOSTの違いは?」
  • 「APIって何ですか?どう使われますか?」

解答例 A(GET vs POST)

  • GET:主に情報取得のために使われ、パラメータはURLに含まれるためキャッシュ・履歴・ブックマークが可能。ただし、URLが長くなったり機密データの送信には不向きです。
  • POST:データ送信・更新に使われ、パラメータはリクエストボディに含まれるため、より安全かつ大量データにも対応。ただしキャッシュされず、履歴にも残りません。

解答例 B(APIについて)

  • APIとは「アプリケーション同士が通信し合うための仕組み」です。例えば、Webサービスが外部アプリから情報取得したり投稿させたりする場面で使われます。

出典)Geeksforgeeks「Difference between HTTP GET and POST Methods」:https://www.geeksforgeeks.org/php/difference-between-http-get-and-post-methods/(2024年9月16日公開)

4.2 データベース・SQLに関する技術面接質問

質問例

  • 「ユーザーと投稿の関係をどう設計しますか?」
  • 「基本的なSELECT文を教えてください。」

解答例

  • テーブルを users と posts に分け、posts に user_id(外部キー)を持たせることで「ユーザー1人に対して複数投稿」の1対多の関係を設計できます。

4.3 セキュリティ・パフォーマンスに関する技術面接質問

質問例

  • 「SQLインジェクションを防ぐには?」
  • 「DBのクエリが遅いとき、どう改善しますか?」

解答例 A(SQLインジェクション対策)

  • **プリペアドステートメント(パラメータ化クエリ)**を使い、SQL文とユーザー入力を分離することで、悪意ある入力をSQLとして解釈されないようにできます。
  • OWASP でも、パラメータ化クエリ・入力バリデーション・最小権限の原則(least privilege)を推奨しています。

解答例 B(パフォーマンス改善)

  • 以下の施策はレスポンス速度の改善に直結します。 インデックスの付与 取得するカラム数を最小限にする キャッシュの活用

5. 自身の開発経験に関する技術面接質問

ポートフォリオや研究・インターン経験を深掘りされることも多いです。経験をどう語るかが重要です。

5.1 開発プロジェクトの役割・工夫を問う質問

質問例

  • 「どんな役割を担当しましたか?」
  • 「プロジェクトの中で特に工夫した点は?」

解答のヒント 「要件定義」「UI設計」「バックエンド実装」「テスト」など、担当領域を具体的に示す。 ただ“やったこと”を言うのではなく、どう改善・工夫したかを強調すると良い。

  • 例:チーム内のコードスタイルを統一するため、Lintツールを導入した。
  • 例:レビュー効率向上のため、プルリクエストのテンプレートを作成した。

5.2 技術選定の理由を確認する技術面接質問

「なぜその言語やフレームワークを選んだのですか?」と聞かれることもあります。性能や学習コストなど、理由を整理して答えると説得力が増します。

質問例

  • 「なぜその言語やフレームワークを選んだのですか?」
  • 「他に検討した技術はありますか?」

解答のヒント 以下の客観的な理由を添えると説得力が増す。 パフォーマンス(高速・軽量) 開発効率(豊富なライブラリ・学習コストの低さ) 将来性・コミュニティの活発さ

  • 例:「当初はPythonとJavaで検討しましたが、機械学習ライブラリの充実度を考慮してPythonを採用しました」
  • 例:「Webアプリのスピード重視でReactを選びました。TypeScript導入で保守性も確保しました」

5.3 失敗・課題解決を掘り下げる技術面接質問

質問例

  • 「開発中に困ったことは?」
  • 「バグや障害にどう対応しましたか?」

解答のヒント 失敗を隠さず、課題 → 対応 → 学び の流れで答える。

  • 例:「想定外のバグで進行が遅れましたが、原因をロギングで特定し、以後は単体テストを強化しました」
  • 例:「要件変更で納期が厳しくなりましたが、優先度を再整理し、MVPの形で納品しました」 ※ 改善意識や再発防止策を話せると、課題解決力や成長姿勢を示せる。

6. 思考力・問題解決力を試す技術面接質問

正解が一つではない質問で、論理的思考や柔軟性を見られることがあります。

6.1 「もし〇〇を設計するなら?」と問う技術面接質問

質問例

  • 「Twitterのようなサービスを設計するとしたら?」
  • 「大規模なECサイトを設計するとしたら?」

解答アプローチ

  • 前提確認  :「利用者数はどのくらいか?」「リアルタイム性は必要か?」
  • 大枠設計  :ユーザー管理、投稿/商品管理、検索機能、通知システムなどの主要機能を整理
  • データの流れ  :「ユーザー」 → 「サーバー」 → 「DB」 → 「表示の流れ」を簡単に説明
  • 工夫点  :キャッシュ、負荷分散、セキュリティについて言及

6.2 制約条件下の工夫を問う技術面接質問

質問例

  • 「メモリが限られている場合、どう処理しますか?」
  • 「通信が不安定な環境でアプリを動かすには?」

解答アプローチ

  • メモリ制約:データ構造の選択(配列vsリスト)、ストリーミング処理、圧縮利用
  • 通信制約:データのキャッシュ、非同期処理、差分更新の利用
  • 評価ポイント:制約を踏まえ、複数案を提示しメリット/デメリットを整理できるか

6.3 回答の組み立て方(前提整理→選択肢→結論)

回答の型

  • 前提整理:「○○という前提で考えます」
  • 選択肢提示:「方法AとBが考えられます」
  • 結論:「今回は××の理由から方法Aを選びます」

例: 「メモリが限られる場合、①全データを保持せずストリーム処理を行う、②圧縮して保存する、という方法が考えられます。今回は処理速度を重視して①を選択します。」

7. コミュニケーション力を見る技術面接質問

技術力だけでなく、チームで働けるかも重要です。説明力や協調性を確認する質問が出ます。

7.1 専門外の人への説明力を問う技術面接質問

質問例

  • 「非エンジニアにAPIを説明してください」
  • 「クラウドってどんな仕組みですか?」

解答アプローチ 専門用語を避け、身近な例えを使う。

  • API → 「アプリ同士をつなぐ“橋”のようなもの」
  • クラウド → 「自分のPCではなく“インターネット上の倉庫”にデータを置くイメージ」

相手の理解度を確認しながら噛み砕いて説明すると◎

7.2 チーム開発でのトラブル対応に関する質問

質問例

  • 「意見が対立したとき、どうしますか?」
  • 「メンバーが作業に遅れているとき、どう対応しますか?」

解答アプローチ

  • 相手の意見を尊重する姿勢:「まず相手の理由を聞きます」
  • 客観的な基準で判断:「ユーザーへの価値・納期・品質」などを軸に話し合う
  • 合意形成を重視:一方的に押し通すのではなく、妥協点や代替案を提示 例:「UIデザインで意見が割れたとき、ユーザーテストの結果を基準に最適案を選びました」

7.3 面接官とのやり取りで意識すべき姿勢

面接官との会話は「答える」だけでなく「対話」を意識しましょう。分からないときは素直に聞き返すことも評価されます。

8. 技術面接の準備方法と頻出質問対策

技術面接では、質問例を知るだけでは不十分です。実際の面接では、限られた時間の中で問題を理解し、考え方を整理し、相手に分かりやすく伝える力が求められます。そのため、効率的かつ実践的な準備が重要になります。ここでは、具体的な準備方法を紹介します。

8.1 コーディング練習のおすすめ方法(LeetCode・AtCoderなど)

オンラインジャッジ(問題を解いて自動採点してくれるサービス)を活用すると、効率よくスキルを磨けます。特に LeetCode や AtCoder は、多くの就活生や現役エンジニアが利用しており、技術面接対策として定番です。

【活用のコツ】 まずは Easyレベルの問題を確実に解けるようにする(基礎の定着)。 徐々に Medium以上に挑戦し、時間を意識して解く練習をする。 解いた後に 他人の解答や解説を読むことで、自分の書き方との違いを学ぶ。 面接を意識して、「どう考えたか」を声に出しながら解く練習をすると効果的。

8.2 模擬面接で技術面接の質問対応力を高める

一人で問題を解く練習に加えて、模擬面接を受けたり、友人に質問してもらうと効果的です。友人や同期と役割を交代しながら行うと、面接官側の視点も理解でき、回答をブラッシュアップしやすくなります。実際の面接に近い形式で練習することで、以下の力を磨けます。

  • 説明力:コードの意図や考え方を「言葉で」整理して伝える練習になる。
  • 臨場感への慣れ:一人では得られない「緊張感」や「時間制限」を体験できる。
  • フィードバック:他人からの指摘で、自分では気づきにくい癖(話し方・言葉の使い方・論理の飛躍)を改善できる。

8.3 面接前に確認すべきチェックリスト

(注意|以下の内容は一例ですので、情報を鵜呑みにせず自分自身に適した準備をするようにしましょう。)

基礎知識の復習

  • 配列・リスト・スタック・キューなどの特徴
  • ソート・探索アルゴリズムの計算量
  • HTTPのGET/POST、SQLの基本文法、オブジェクト指向の三大要素

ポートフォリオ・開発経験の整理

  • 担当した役割や工夫点を簡潔に説明できるか
  • 技術選定の理由、課題とその解決方法を言語化できているか
  • 成果を数字やユーザー体験の改善などで示せるか

話すエピソードの準備

  • 開発経験やチーム経験を STAR法(Situation→Task→Action→Result)で整理
  • 失敗や課題をどう乗り越えたかをポジティブに表現
  • 協調性や学びを示せるエピソードを1つ以上用意

9. 技術面接を突破するための心構えと質問対応術

技術面接は、完璧な回答を出すことが目的ではなく、自分の考え方を面接官に伝える場です。大切なのは「知識の量」よりも「どう考え、どう説明するか」。最後に意識しておくべき心構えを整理します。

9.1 答えられない技術面接質問への対応方法

分からない質問に出会ったら、沈黙せず分かる部分まで答えることが大切です。例えば、「具体的なアルゴリズム名は思い出せませんが、この問題を解くには分割統治が有効だと思います」など。「分からない」と答えるだけでなく、どんなアプローチで調べるか・解決するかを伝えると前向きな姿勢が示せるでしょう。

9.2 質問に対して対話的に返す姿勢の重要性

面接は試験ではなく対話の場です。自分の考えを共有し、面接官と一緒に問題を考える姿勢を持つと良い印象を与えられます。

9.3 強みを活かして技術面接質問に答える方法

全ての質問に完璧に答える必要はありません。自分の強みを活かし、得意分野で深く語ることでアピールすることが大切です。 ここで、自分の強みを具体的な経験と結びつけると、説得力が増すでしょう。

初回公開日2025.9.4
更新日2026.1.21

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