SHARE
x
facebook
line
就活に繋がるシステム開発のフローを徹底解説!面接で差がつく知見を得よう!

就活に繋がるシステム開発のフローを徹底解説!面接で差がつく知見を得よう!



1. はじめに:エンジニア就活で「システム開発フローの理解」が重要な3つの理由

「システム開発って、プログラミングだけじゃないの?」「面接で開発経験をうまく話せない…」そんな悩みを抱えていませんか?実は、エンジニアの仕事はコードを書くことだけではありません。企画からリリース、その後の運用まで、一連の流れ(フロー)を理解していることは、あなたの評価を大きく左右します。この記事では、システム開発の全体像を分かりやすく解説し、あなたの就職活動を強力にバックアップします。開発フローを知ることで、面接での受け答えに深みが増し、企業選びの視野も広がるはずです。まずは、なぜこの知識が重要なのか、その理由から見ていきましょう。

1.1 面接官に「システム開発フローまで理解している」とアピールできる

システム開発の全体像を理解していると、面接官に「入社後の仕事のイメージができている」と好印象を与えられます。エンジニアの仕事は、プログラミングだけでなく、企画や設計、テスト、運用など多岐にわたります。これらの工程を把握していることで、入社後にスムーズに業務に順応できるポテンシャルを示すことができるでしょう。

1.2 自分の経験をシステム開発フローに沿って論理的に説明できる

個人開発やアルバイト、インターンでの経験を、開発フローのどの部分に貢献したのか明確に説明できるようになります。例えば、「要件定義の段階でユーザーヒアリングを行い、機能の優先順位を決めました」といった具体的な表現が挙げられます。これにより、あなたの経験が単なる作業ではなく、目的を持った行動であったことを論理的に伝えられるでしょう。

1.3 企業選びの視点が変わる!システム開発フロー理解でミスマッチを防ぐ

開発フローを理解することで、企業がどのような開発体制や文化を持っているのかを深く理解できるようになります。例えば、ウォーターフォール型かアジャイル型か、どの工程に力を入れているかなど、企業ごとの特徴が見えてきます。これにより、自分の興味やスキルに合った企業を選びやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

2. これが基本!システム開発フローを構成する5つの工程(ウォーターフォールモデル)

システム開発には、いくつかの「型」がありますが、まずは開発プロセスの基礎を理解するためのモデルとして「ウォーターフォールモデル」を紹介します。これは、水が上から下に流れるように、各工程を順番に進めていく開発手法です。このモデルは、大規模で仕様変更が少ないシステム開発などで採用されることがあります。

2.1 ①要件定義:システム開発フローの出発点「何を作るか」を決める

システム開発の最初のステップが「要件定義」です。ここでは、クライアントやユーザーが抱える課題や実現したい目標を正確に把握し、それをシステムとしてどう形にするかを決める工程です。具体的には、必要な機能(例:ログイン機能、検索機能)、性能(例:処理速度、同時アクセス数)、運用条件、予算、納期などを整理し、「完成形のイメージ」を関係者全員で共有します。

エンジニアにとって重要なのは、単に「言われたことをメモする」のではなく、相手が言語化しきれていない要望や課題を引き出す質問力(=コミュニケーション能力)です。

例えば、

  • 「なぜその機能が必要なのか?」(目的確認)
  • 「利用者はどんな操作環境を想定しているのか?」(利用シーン確認)
  • 「今の業務フローのどこが一番困っている点か?」(課題特定) など、掘り下げることで仕様の抜け漏れを防ぐことができます。

2.2 ②設計:システム開発フローにおける「どう作るか」を固める工程

要件定義で「何を作るか」が明確になったら、次はそれを実際に形にするための計画を立てる段階が「設計」です。建築で言えば、家の設計図を引く工程にあたります。

設計は大きく以下の2種類に分かれます。

  • 基本設計(外部設計) ユーザーやクライアントにも分かるレベルで、システムの全体像をまとめる 例:画面の構成や機能の概要、データの流れなど
  • 詳細設計(内部設計) エンジニアが実装できるように、具体的な処理手順やデータベース構造、API仕様などを細かく定義 例:テーブル設計書、シーケンス図、クラス図など

この工程で重要なのは、後から開発する人が迷わずコードを書けるレベルまで具体化することです。設計が曖昧だと、実装段階で解釈の違いが生じ、手戻りや納期遅延の原因になります。

2.3 ③実装:設計をコードへ落とし込むシステム開発フローの中心

設計書で決まった仕様や構造を、実際のプログラミングコードとして形にしていく工程が「実装」です。エンジニアが最も長い時間を費やすフェーズであり、システムの完成度を左右する重要な作業です。 実装では、単に「動くコード」を書くだけでなく、保守性・再利用性・可読性を意識して開発を進めます。これにより、後から機能追加や修正がしやすくなり、チーム全体の生産性が向上します。 また、アジャイル開発では短いサイクルで実装とテストを繰り返すため、こまめなコミュニケーションが不可欠です。特にチーム開発では、実装中もレビュー文化が重要です。自分が書いたコードを他のエンジニアにレビューしてもらい、改善点を取り入れることで、品質向上と知識共有が同時に進みます。レビューは批判ではなく「より良くするための提案」として行うことが大切です。

2.4 ④テスト:システム開発フローで品質を保証する重要ステップ

実装されたシステムが設計通りに正しく動作するか、また不具合(バグ)がないかを確認する工程が「テスト」です。ここでの目的は、ユーザーが安心して利用できる品質を確保し、リリース後のトラブルを最小限に抑えることです。

テストにはいくつかの種類があります。

  • 単体テスト:プログラムの最小単位(関数やモジュール)ごとの動作確認
  • 結合テスト:複数の機能を組み合わせたときの連携確認
  • システムテスト:システム全体としての動作確認
  • ユーザー受け入れテスト(UAT):実際の利用環境やユーザー目線での最終確認

アジャイル開発では、実装と並行してテストを進める「テスト駆動開発(TDD)」や、自動化ツールの活用が一般的です。これにより、短いサイクルで品質を保ちながら開発が進められます。

2.5 ⑤リリース・運用:システム開発フローの最終段階、公開と育成

テストを通過したシステムは、ついに「リリース」され、ユーザーが実際に利用できる状態になります。しかし、開発はここで終わりではありません。むしろリリース後こそが、システムを継続的に改善していく「運用・保守」フェーズの始まりです。

この段階で行う主な活動は以下の通りです。

  • システム監視:障害や性能低下をリアルタイムで検知(例:Datadog、Grafana)
  • 不具合修正:リリース後に発覚したバグの対応 -セキュリティ対応:脆弱性への迅速なパッチ適用
  • 機能改善・追加:ユーザーからのフィードバックやアクセス解析(例:Google Analytics、Hotjar)をもとにアップデート

特にアジャイル開発では、「リリースして終わり」ではなくユーザーからの声を素早く反映し、短期間で再リリースを繰り返すことが重視されます。これにより、ユーザー満足度を高めながらシステムを“育てて”いくことができます。エンジニア就活でこの工程を話す場合は、改善サイクルの重要性や利用者目線の姿勢を絡めると好印象です。

3. ステップ1:要件定義 – システム開発フローの最初に「何を作るか」を明確にする

開発の最初のステップは「要件定義」です。ここでは、クライアント(お客様)やユーザーが「どんな課題を解決したいのか」「どんな機能が欲しいのか」をヒアリングし、システムが満たすべき要求(要件)を明確に定義します。例えば、「ユーザーがログインできること」「商品を検索できること」といった具体的な機能を一つひとつ決めていく、非常に重要な工程です。この段階での決定が、後のすべての工程に影響を与えます。コミュニケーション能力や、課題を正確に把握する力が求められるフェーズです。

3.1 誰のどんな課題を解決するかをシステム開発フロー視点で整理する

要件定義では、まず「誰が」「どのような課題を抱えているのか」を深く掘り下げて理解することが大切です。システムは、誰かの課題を解決するために作られます。例えば、ECサイトであれば「商品を探すのが大変」というユーザーの課題を解決するために、検索機能やカテゴリ分けが必要になります。

3.2 システムに必要な機能・性能をフローに落とし込む

課題が明確になったら、それを解決するためにシステムにどんな機能が必要か、具体的にリストアップしていきます。例えば、「ログイン機能」「商品検索機能」「決済機能」などです。また、同時に「何秒以内にページが表示されるか」といった性能に関する要件も検討します。

3.3 【個人開発との違い】システム開発フローで意識すべき「ユーザーは誰?」

個人開発では、自分がユーザーとなることが多いため、要件定義を意識しないかもしれません。しかし、企業での開発では、実際にシステムを使う「ユーザー」が誰なのかを常に意識することが重要です。

現代の開発現場では、以下の手法でユーザー理解を深めます:

  • ペルソナ作成:架空のユーザー像を作成し、その人物のニーズや課題を明確にする
  • ユーザーストーリー:「○○として、△△ができるようになりたい」という形式で要件を整理する
  • ユーザビリティテスト:開発途中のプロトタイプを実際のユーザーに試してもらい、フィードバックを反映する

面接で「要件定義でユーザー理解を深めるためにどのような工夫をしたか」と聞かれた際は、これらの手法を参考にした経験を話すと、より具体的なアピールになります。               出典)株式会社レスコ「ペルソナとは?マーケティングにおける重要性や作成方法を解説」:https://www.cresco.co.jp/blog/entry/14387.html(2020年12月2日公開)  

4. ステップ2:設計 – システム開発フローに不可欠な「設計図」を整える

要件定義で決まった「何を作るか」をもとに、「どうやって作るか」を具体的に考えるのが「設計」のステップです。家を建てる前に設計図が必要なように、システム開発でも詳細な設計図が不可欠です。この工程は、システム全体の骨格を決める「基本設計(外部設計)」と、プログラミングの元となる詳細な仕様を決める「詳細設計(内部設計)」に分かれます。ここでは、技術選定やデータベースの構造、画面のレイアウトなど、技術的な意思決定が多く行われます。

4.1 基本設計(外部設計):フロー上でユーザーから見える部分を固める

基本設計は「外部設計」とも呼ばれ、ユーザーが直接触れる部分や目にする部分を設計します。具体的には、画面のレイアウトやボタンの配置、画面間の遷移(画面がどのように切り替わるか)などを決めます。ユーザーにとって使いやすいシステムにするために、非常に重要な工程です。

4.2 詳細設計(内部設計):システム開発フローに沿って内部の仕組みを決める

詳細設計は「内部設計」とも呼ばれ、エンジニアが実際にコードを書くための具体的な設計を行います。データベースの構造や、各機能がどのように連携するか、どのような処理を行うかなど、システムの内部的な仕組みを詳細に定義します。この設計書が、次の実装工程の指針となります。

4.3 技術選定もシステム開発フローの重要プロセス

設計の段階では、システムを構築するためにどのようなプログラミング言語やフレームワーク、データベースを使うかといった「技術選定」も行われます。システムの目的や規模、将来性などを考慮し、最適な技術を選びます。この選定は、開発の効率性やシステムの性能に大きく影響します。

5. ステップ3:実装 – システム開発フローで設計を「コード」に具現化する

「実装」は、設計書に基づいて実際にプログラミングコードを書いていく、多くの学生が「エンジニアの仕事」としてイメージする工程です。ここでは、プログラミング言語やフレームワークを使い、機能一つひとつを形にしていきます。一人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、チーム開発では、他の人が書いたコードを理解したり、複数人で分担して作業を進めたりするため、コードの可読性やチーム内でのコーディング規約を守ることが非常に重要になります。

5.1 設計書を読み解き、機能を組み上げるシステム開発フローの実践

実装の工程では、作成された設計書を正確に理解し、その内容をプログラミングコードに落とし込んでいきます。設計書の意図を汲み取り、機能が設計通りに動作するようにコードを記述することが求められます。設計書とコードの間に齟齬がないか、常に確認しながら進めることが大切です。

5.2 チーム開発フローに欠かせないコーディング規約とは?

チームで開発を進める際には、全員が同じルールでコードを書くための「コーディング規約」が定められていることがほとんどです。例えば、変数名の付け方やインデント(字下げ)のルールなどです。これにより、誰が書いたコードでも読みやすく、保守しやすい状態を保つことができます。

5.3 【【就活アピール】個人開発でも守りたいシステム開発フロー視点の「きれいなコード」

個人開発でも、将来のチーム開発を意識して「きれいなコード」を書く習慣をつけましょう。具体的には、コメントを適切に残す、関数や変数の名前を分かりやすくする、重複するコードを避けるなどです。面接でコードを見せる機会があれば、可読性の高いコードは大きなアピールポイントになります。

6. ステップ4:テスト – システム開発フローで品質を磨く工程

実装が終わったら、作ったシステムが設計通りに正しく動くか、不具合(バグ)がないかを確認する「テスト」工程に入ります。テストには、機能単体が動くかを確認する「単体テスト」から、複数の機能を組み合わせた際の動作を確認する「結合テスト」、システム全体が要件を満たしているかを確認する「総合テスト」まで、様々な段階があります。地道な作業に見えますが、ユーザーに安心して使ってもらうための高品質なサービスを提供する上で、絶対に欠かせない重要な工程です。

6.1 バグ修正と再テストのサイクルもフローで理解する

テストでバグが見つかった場合、その原因を特定し、修正を行います。修正が完了したら、再度テストを実施し、バグが直っているか、そして新たなバグが発生していないかを確認します。この「修正と再テスト」のサイクルを繰り返すことで、システムの品質を徐々に高めていきます。

6.2 【個人開発との違い】第三者視点のテストがフロー上で重要な理由

個人開発では、自分で作ったものを自分でテストすることが多いかもしれません。しかし、企業での開発では、自分以外の第三者がテストを行うことが一般的です。これは、開発者自身では気づきにくいバグや、ユーザー視点での使いにくさを発見するためです。客観的な視点でのテストが、システムの品質向上には不可欠です。

7. ステップ5:リリース・運用 – システム開発フローの最終フェーズ

テストをクリアしたシステムは、いよいよ「リリース」され、ユーザーが使える状態になります。しかし、エンジニアの仕事はここで終わりではありません。リリース後もシステムが安定して動き続けるように監視したり、ユーザーからのフィードバックをもとに機能を追加・改善したり、新たな脅威からシステムを守るためのセキュリティ対策を行ったりする「運用・保守」が続きます。サービスを継続的に成長させていく、いわば「育てる」フェーズです。

7.1 リリース作業:フローに沿ってユーザーへ届ける

リリース作業とは、開発したシステムを実際にユーザーが利用できる環境に展開することです。例えば、Webサイトであればサーバーにプログラムを配置し、公開設定を行います。この作業は、システムの安定稼働に直結するため、慎重かつ正確に行われる必要があります。

7.2 システム稼働を見守る運用フェーズ

システムがリリースされた後も、エンジニアは「運用」としてシステムが安定して動き続けているかを監視します。サーバーの負荷状況やエラー発生の有無などを常にチェックし、問題が発生した際には迅速に対応します。ユーザーが快適にサービスを利用できるよう、裏側で支える重要な役割です。

7.3 保守:改善や修正を重ね、フローを継続的に回す

「保守」とは、リリース後のシステムに対して、機能の追加や改善、不具合の修正、セキュリティ対策などを行うことです。ユーザーからのフィードバックや、技術の進化に合わせてシステムを常に最新の状態に保ち、より良いサービスを提供し続けるために欠かせない工程です。

8. 開発フローの中で求められる「コミュニケーション能力」とは

エンジニアの開発フローの中で「コミュニケーション能力」が特に重要になる場面は、実は一箇所ではなく、複数の工程に点在しています。面接での具体例にも使えるように、しっかり把握しておくことが大切です。

  1. 要件定義フェーズ 場面)クライアントや企画担当と「何を作るか」をすり合わせるとき
  • 技術用語を知らない人に対しても、噛み砕いて説明する力が必要
  • 相手の要望を正確に引き出すために、ヒアリングの質問力が問われる
  • 仕様の抜け漏れや曖昧さを防ぐための確認・再整理が重要

面接での言い方例: 「要件定義では、専門知識のない方にも噛み砕いて説明し、意図や背景まで丁寧に引き出すことで、仕様の漏れや曖昧さをなくし、後工程の手戻りを防いできました。」

  1. 設計フェーズ 場面)チーム内で仕様や設計方針を共有するとき
  • 設計意図をチームメンバーが理解できる形で伝える
  • 逆に他人の設計案を正しく理解し、疑問点を率直に質問する
  • 誤解や情報の非対称を防ぐためのドキュメント作成と口頭説明

面接での言い方例: 「設計段階では、方針や意図をチーム全員が理解できる形で共有し、疑問点はその場で解消することで、認識のズレを防ぎ、スムーズに高品質な開発を進めてきました。」

  1. 実装〜レビュー 場面)コードレビューやペアプログラミング
  • 相手のコードをレビューするときに、批判的ではなく建設的に指摘する
  • 自分の実装の意図や選択理由を説明できる
  • 意見の食い違いがあったときに冷静に議論する力

面接での言い方例: 「レビューでは、単に指摘するだけでなく具体的な改善案も添え、背景や理由も共有することで、互いに成長できる関係を築いてきました。」

  1. テスト・品質保証フェーズ 場面)バグ報告や再現手順の共有
  • 問題の症状をチームや関係者に正確に伝える
  • 再現条件や影響範囲を簡潔に説明し、優先度を決定するための議論に参加する

面接での言い方例: 「不具合は再現手順や影響範囲、原因の仮説も併せて共有し、関係者と優先度を迅速に判断することで、解決までのスピードと品質を高めてきました。」

  1. リリース後の運用・改善 場面)ユーザーや運用チームとのやりとり
  • フィードバックを聞き取り、技術的課題に翻訳する
  • 改修案の優先順位を関係者と調整する

面接での言い方例: 「利用者の声や運用現場のフィードバックを正確に把握し、技術的課題へと落とし込んだ上で、関係者と優先度を調整しながら改善を進めてきました。」

8. もう一つの流れ「アジャイル」もシステム開発フローとして知っておくべき

アジャイル(Agile)とは「素早い」という意味で、計画を固定せず、短い期間(1〜4週間程度)で「企画→設計→実装→テスト」のサイクルを何度も繰り返しながら、少しずつシステムを開発・改善していく手法です。

アジャイル開発には主に以下のフレームワークがあります:

  1. スクラム 特徴)1〜4週間ごとの短い開発サイクル(スプリント)で計画→開発→振り返りを繰り返す。役割(スクラムマスター、プロダクトオーナー、開発チーム)が明確。

実践例)スマホアプリの新機能開発で「まずは最低限動くβ版を2週間で完成させる」と決め、2週間後にチーム全員で動作確認・改善点を出し、次のスプリントで修正や追加機能を作る。こうすることで市場の変化やユーザーの声にすぐ対応できる。

  1. カンバン 特徴)タスクを「To Do」「進行中」「完了」などのボードで可視化。進行中の作業量を制限してムダや詰まりを防ぐ。

実践例)Web制作会社で、複数案件の進捗を1枚のカンバンボードに集約。「進行中は3件まで」というルールで、抱え込みすぎによる納期遅延を防ぎ、全員が状況を一目で把握できる。

  1. XP(エクストリームプログラミング) 特徴)コード品質を高めるため、ペアプログラミング・テスト駆動開発(TDD)・継続的インテグレーションを徹底。

実践例)決済システム開発で、2人1組で同じコードを書きながらミスを即修正。新しい機能を作るときは、先にテストコードを書き、そのテストが通るように本番コードを実装。これでバグを早期発見できる。

また、最近ではアジャイル開発と密接に関連する「DevOps」という考え方や、「CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)」といった自動化手法も広く採用されています。これらの技術を組み合わせることで、より迅速かつ高品質な開発が可能になっています。         出典)Atlassian「Kanban - A brief introduction」:Kanban - A brief introduction | Atlassian Agile Alliance「What is Extreme Programming (XP)?」:What is Extreme Programming (XP)? | Agile Alliance

8.1 ウォーターフォールとのフローレベルの違いは?

ウォーターフォール開発が各工程を順番に進めるのに対し、アジャイル開発は短い期間で「計画→設計→実装→テスト」のサイクルを繰り返します。これにより、途中で仕様変更があっても柔軟に対応しやすく、ユーザーのフィードバックを早期に取り入れながら開発を進められる点が大きな違いです。どちらの開発手法が優れているとかではなく、プロジェクトや組織文化によって、適切な開発手法を選択する必要があります。

8.2 「スプリント」「スクラム」などアジャイルフローの基本用語

アジャイル開発の中でもよく使われるのが「スクラム」というフレームワークです。スクラムでは、1〜4週間程度の短い開発期間を「スプリント」と呼び、この期間内で計画からテストまでの一連の作業を行います。チームで協力し、短いサイクルで成果物を生み出すことを目指します。

8.3 なぜ今、アジャイル型のシステム開発フローが注目されるのか

現代のビジネス環境は変化が速く、ユーザーのニーズも多様化しています。このような状況で、最初に全ての仕様を完璧に決めるウォーターフォール開発では、途中でニーズとのズレが生じる可能性があります。アジャイル開発は、変化に柔軟に対応し、ユーザーの求めるものを素早く提供できるため、特にWebサービス開発で注目されています。

9. システム開発フローの理解を就活の武器にする方法

システム開発の全体像を理解したら、それを就職活動で最大限に活かしましょう。自分の開発経験がフローのどの部分にあたるのかを整理することで、ESや面接でのアピールが格段にしやすくなります。また、開発経験が少ないと感じている学生も、どの工程に興味があるかを伝えることで、ポテンシャルを示すことができます。この章では、あなたの知識を「内定」に繋げるための具体的なアクションプランを紹介します。

9.1 【ES・ポートフォリオ編】経験をシステム開発フローにマッピングする

ESやポートフォリオを作成する際、自分の開発経験を今回学んだ開発フローに当てはめてみましょう。例えば、「〇〇アプリ開発では、要件定義でユーザーの課題を深掘りし、設計ではデータベース構造を工夫しました」のように具体的に記述します。これにより、あなたの経験が単なる技術の羅列ではなく、開発全体の中での役割として明確に伝わります。

9.2 【面接編】「開発経験を教えてください」をフローで整理して答える

面接で「開発経験を教えてください」と聞かれたら、開発フローに沿って説明すると非常に分かりやすくなります。例えば、STARメソッド(状況・課題・行動・結果)に加えて、どの開発工程での話なのかを明確に伝えましょう。「〇〇という状況で、△△という課題がありました。私は要件定義のフェーズで、ユーザーヒアリングを通じて課題を特定し、その結果、〜〜という成果を出しました」といった話し方が効果的です。

9.3 【企業研究編】技術ブログからシステム開発フローを読み解く方法

志望企業の技術ブログや採用サイトをチェックし、どのような開発フローを採用しているか、どの工程に力を入れているかを読み解いてみましょう。例えば、「アジャイル開発を導入し、週次のスプリントレビューを行っています」といった記述があれば、その企業がアジャイル開発を重視していることが分かります。企業ごとの開発スタイルを理解することは、入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。

9.4 【逆質問編】開発フローに関する質問で熱意と理解度を示す

面接の逆質問で、開発フローに関する質問をすることで、あなたの企業への関心と開発への理解度を示すことができます。「貴社では、要件定義の段階でどのようなツールや手法を用いていますか?」「リリース後の運用・保守体制について、具体的な事例があれば教えていただけますでしょうか?」といった質問は、入社後の働き方を具体的にイメージしている証拠となり、面接官に好印象を与えます。

初回公開日2025.9.28
更新日2026.1.21

同じカテゴリーの記事はこちら

理想のキャリアへの
第一歩を踏み出そう!

Track Jobは、成長し続けたいエンジニアのための、
スキルアップ / キャリア支援サービスです。

カンタン5秒無料登録して案件をもっと探す